思考停止ワード「無理です」を使わない。
■「できます」と「無理です」
仕事をしていれば、顧客や同僚から、色んなことを頼まれます。
頼まれた時の回答として、「できます」というものがあります。
対極にあるのが、「無理です」。
「無理です」には、
①誰がどうやっても無理なことと
②人によっては出来るけど自分には無理だということ
があります。
①は、それをきちんと言うことが信頼につながります。
②は、これを言わずに済むようになればなるほど信頼につながります。出来ないことを「できます」と言いましょうということではなく、「できます」と言える実力を付けるということです。
■「無理です」は無責任。
「できます」は、結果を出すという責任が生じます。
「やってみます」は、やってみるという責任が生じます。
「無理です」は、結果にも、やってみるということにも責任は生じません。
だから、短期的には、「無理です」と言っておいた方が楽です。
■言ってもらえる内に気づく。
周りの人が、「いや、こうやれば出来るじゃないですか」とアドバイスしても、当の本人が、
「忙しいから無理です」
「やったことないから無理です」
「こういう条件が揃わないと無理です」
と閉ざしてしまったら、それはもう、その本人にとっては確かに無理なんです。
「忙しい」を連呼する人が、どんなに非効率的な仕事をしていても、本人にとっては「忙しいから無理」は真実です。
ある程度までは、「いや、こういう風にやったらできますよ」とか「もっと頑張ってくださいよ」と言ってもらえます。
それで気付いて、自分の能力を高めて、意識を変えて、「できます」と言える割合を増やせたら信頼を得られます。
だけど、それでも「無理です」と言い続けると、周りはどんどん諦めていきます。
なぜか「無理って言ってるじゃないですか」「だから無理って言ったじゃないですか」と逆ギレする人には、諦めるしかありません。
そして、「もっと頑張ってくださいよ」という代わりに、何も言わなくなります。
■思考停止ワード
「無理です」は思考停止ワードです。
それを言ってしまった時点で、「私にはもう、どうすることもできません」と白旗を上げた状態です。
事ある毎に「ありえない」と言ってしまう人も同じです。
「ありえない」と言ってしまった時点で、白旗を上げた状態です。
自分の狭い世界からすればありえないことでも、現に起きているのだから、対処するしかありません。
「僕にとってはありえないことなので、対処できなくても仕方ないです」と言って許されるような甘い世界はありません。
■おわりに。
これ以上仕事を抱えたくない、調べる時間が取れない、そういう時には、ついつい「無理です」と言いたくなります。
だけど、出来るだけ言わないようにする。
言うとしても、「今は厳しいですが、1週間後なら大丈夫です」と代替案を示す。
そういう積み重ねが大事ではないかと思います。
今日もお読みいただきありがとうございました!「読んだよ~」の合図にクリックお願いします。
↓