仕事が速い人・遅い人の差は?~岩田松雄さんの記事「ほんとうにできる人にファインプレーはない」~
【THE21 2013.5月号】
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2013年 05月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/04/10
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元スターバックスコーヒージャパンCEOの岩田松雄さんの記事。
仕事が速い人とそうでない人について,次のように例えています。
「ほんとうにできる人にファインプレーはない」
「仕事がスムーズに進まない人」の特徴とは?
岩田さん曰く,
本来必要のない仕事をしていることが多い。
「必要のない仕事」とは?
「要するに異常事態の処理」とのこと。
例として,「ミスをしてお客さんに謝りに行くとか,納品が遅れて製品を航空便で送る手配をするとか」を挙げられます。
言われてみると,事あるごとに異常事態の処理をしている人はいます。
「探しもの」や「バックアップを取っていなかったので資料作り直し」なども入りそうですね。
本人の認識
上記の「異常事態の処理」は,「最初からきちんと仕事をしていればそもそもしなくてもいいはずのこと。でも,やっている本人は『今日も夜中まで一所懸命仕事をしている』と思っている」。
野球に例えたら?
ここからが面白いのですが,野球に例えると,
【飛び込んで打球をキャッチして,ユニフォームを泥だらけにしている選手】
→確かに頑張っているように見えるし,ファインプレーだと称賛を受けることもある
他方,
【ほんとうにうまい選手】
→最初から打球がきそうな位置に守備位置を取っている。そして簡単に捕球してヒョイと送球する。これはファインプレーには見えない。
つまり,「ほんとうにできる選手にはファインプレーはない」。
アドバイス
「もちろん,物理的に仕事量が多すぎる人も中にはいるでしょう。しかし,時には『本来やらなくていい仕事をしているのではないか?』(中略)という発想をしてみることも大切」と述べておられます。
ファインプレーをしなきゃいけない状況にしない。
ファインプレーしたことを誇らない。
そもそも称賛されるべきファインプレーなのかという疑問を持つ。
こういった視点を持ちたいと思います。
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