本を買い直してまで読みたかった、永ちゃんの言葉〜プラスとマイナスはセット〜
■ 今日の一冊。
どうしても再読したい箇所があって買い直した、ほぼ日刊イトイ新聞の「はたらきたい。」という本。
糸井重里さんと矢沢永吉さんの対談が収録されています。
そこに出てきた矢沢さんの言葉が、最近何度も頭をよぎりました。
読み直そうと本棚を探したけど、無い!
どうしても再読したくて、買い直しました。
■ 矢沢さんの言葉。
矢沢さん:
昔、僕が言ったこと、覚えてる?
「プラスの2を狙ったら、マイナスの2が背中合わせについてくる。
プラスの5を狙ったら、マイナスの5がついてくる。
プラスを狙わないなら、マイナスもこない。ゼロだ」
って。
で、どうしますか?って、神様が言うんだよ。
俺は、若さがあったから、言えたんだよ 。
「えい、くそ、一度の人生、オレは10を狙ってやる!」ってね。
そしたら、間違いなかったね、10の敵が来たよ。
糸井さん:
表裏がセットなんだね。
矢沢さん:
セットなんだから、いろんなことが足引っ張るんだよ。めんどくせーわけよ!10の夢を見たら、案の定、10の面倒くさいことがきたよ。
だけどさ、面倒くさいからとか、いやだとかで一歩も動きません、ゼロでいいです、というのは悲しい話でね。
糸井さん:
若いときの永ちゃんが、今の永ちゃんをつくったわけだからね。
矢沢:
そうだよ。「10、行ってやる!」って俺が言ったんだもん。
■ 経験からの共感。
昨年から、僕は、ようやく動き始めました。
動くと、良いことがたくさん起きるんですよ。
これまでの自分の世界で生きていたら絶対に親しくならなかったような魅力的な人達と親しくなれたり。
「うぉー!憧れの人からメール来たー!!」とか。
心の奥底から湧き出るような充実感や喜びとか。
「夢叶った―!」とか。
でも、動いたことで、これまでの自分の世界で生きていたら、する必要のなかったしんどい思いもするんですよ。
時々近視的になってしまって、
「こんなことがあるなら、夢とか何だとか追いかけないほうがずっと楽だよな」
という気持ちになることもあります。
だけど、動いたことで良いことが起きるって知ってしまったから、やっぱり止められない。
今までの狭かった自分の世界に戻るなんて、考えられないわけです。
■ 例えば
セミナーをやります。
自信満々で告知スタートします。
しばらく経っても、ゼロ。
「あぁ、どうしよう、どうしよう」ってオロオロするわけです。
ところが、告知方法を変えたり、声がけしてみたりして、結局満席になったりする。
そうすると、「やったー!!」ってなるわけです。
そもそもセミナーなんてやらなければ、参加者が集まるだろうかなんて心配も要らないし、オロオロする必要もない。
厳しい意見をもらったり、自分の未熟さに泣きそうになることだってない。
だけど、セミナーをやらなければ、「やったー!!」という喜びもないし、セミナーに来てくださる方との出会いも無い。
壁を乗り越えていく成長実感もない。
こういう経験をするようになって、先ほど紹介した矢沢さんの、「プラスを狙えばその分のマイナスもついてくる」という話が何度も頭をよぎりました。
「いやいや、それはマイナスと捉えるからマイナスで、プラスと捉えましょう」とか「プラスの方が大きい」とか、そういう細かい話は抜きにして、大きい話として、です。
(もちろん、僕が経験しているのは矢沢さんの足元にも及ばないことは分かっていますよ)
■
みなさんは、マイナスがついてくること覚悟でプラスを狙いにいきますか?
それとも、プラスもマイナスも来ないゼロでいきますか?
若い時の永ちゃんが今の永ちゃんを創ったように、今の自分の決断が、未来の自分を創ります。