即答力は、「ちゃんとしたこと」を即答してこそ意味がある。
■振り返り。
前回書いた、誰でも出来る即答力の身につけ方。
それは、
「深く考える数を増やすこと」
「深く考える癖を付けること」。
■即答力とは、「ちゃんとしたことを」即答すること。
即答力というのは、もっと正確に言えば、
「ちゃんとしたことを」即答するということ。
「ちゃんとしたこと」というのは、「正解を言うこと」ではありません。
正解なんてそもそも無いことの方が多いです。
「ちゃんとしたこと」というのは、相応の根拠と論理をもった自分の意見だと思います。
単に、「すぐ答えられれば良い」という話ではありません。
「ちゃんとしたこと」を即答するために、
「深く考える数を増やすこと」
「深く考える癖を付けること」です。
■たいしたことないことを言わない。
何か質問をされた時、即答するにはするけれど、
・ とっても浅いこと
・ フワッとしたこと
・ 全く話が噛み合わないこと
そういうことを言っても仕方ないわけです。
そういう人は、即答したことで評価が上がるのではなく、「たいしたことしか言わない」ということで評価が下がります。
即答は、ちゃんとしたことを言ってこそ、意味を持ちます。
僕は、ちゃんとしたことを答えられそうにない時は、即答しません。
なぜなら、答えてしまったら、それは自信があろうとなかろうと、評価の対象になるからです。
たいしたことないことを言って評価を下げたくはありません。
ところが、「たいしたことないこと」を言うことで、「何かもっともらしいことを言った気」になったり、その場凌ぎが出来てしまうこともあります。
しかし、間違っても、
・ これくらいでその場凌ぎできるなら楽なもんだ
・ 自分は良いことを言っている
と過信しないように。
周りはちゃんと、特に、出来る人は、「たいしたことしか言ってないな」と気付いています。
発言内容に鋭いツッコミが入らないのは、非の打ち所のない回答だからではないかもしれない。
実は、ツッコんでも底が浅いことを見透かされているからかもしれません。
あぁ、恐ろしい。。。
ちゃんとしたことを即答する。
そのために、
「深く考える数を増やすこと」
「深く考える癖を付けること」。
「たいしたことないこと」を言ってしまったら、猛省します。
深く考える格好の練習は、前回書いたとおり、文章を書くことです。