嫌だ嫌だと言う日常から抜け出す〜動「か」ない自分を堂々と認める〜
■はじめに。
会社が嫌?
上司が嫌?
同僚が嫌?
仕事が嫌?
今すぐ辞めたい?
だけど、辞められない理由がある?
人それぞれ色々あります。
僕にも色々ありましたし、今も色々あります。
今日は、「嫌だ」「辞めたい」と言い続ける毎日から脱走したい人に向けて書きました。
■本音を見極めるワーク
嫌だ嫌だと言いながらもそこに留まっているのは、動「け」ないのではなく、動「か」ないからではないしょうか?
動「け」ないのか、動「か」ないのか、ワークをやって検証してみましょう。
ちょっと怖いですけれど、勇気を持って。
僕は数年前、自分で考えてこれをやりました。
その日を境に、前向きな諦め、前向きな割り切りができました。
そして、グチは減りました(ゼロにはなりませんでしたけれど・・・)。
①嫌な理由を並べてみよう。
会社が嫌、仕事が嫌、上司が嫌。
そうやって、「この場所が嫌だ!」という理由を吐き出して下さい。
「もう、これ以上思いつかない!」という位。
紙に書いてみるのがベターです。
②それでも留まっている理由を書いてみよう。
嫌な理由を書き尽くした後に、
「こんなに嫌なのに僕(私)がここに留まっている理由は…」
と続けて下さい。
そこで出てきた理由を思いつく限り出して下さい。
心がざわつくかもしれませんが、現に留まっているわけですから、理由はあるはずです。
③ポイントをつける
「嫌な理由」と「留まっている理由」、そこで上げた理由について、1つずつ、ポイントを付けて下さい。思いっ切り主観的で良いです。
ポイントを付けるのは、理由の大小を可視化することが目的です。
ですから、「住宅ローンがある」と「安定収入が得られる」はどっちを挙げたら良いの?みたいな囚われないでください。
柔軟に。
思うがままに。
本音で。
<嫌な理由>
・上司が分からず屋→50ポイント
・同僚と気が合わない→40ポイント
・仕事が面白く無い→60ポイント
<留まっている理由>
・安定収入が得られる→100ポイント
・業界は好きだ→50ポイント
・裁量が大きい→70ポイント
こんな具合に。
④見比べる。
それぞれポイントをつけたら、総合的にどちらが優勢か計算してみてください。
■評価を改めるワーク。
次にやるべきことは、「嫌な理由」と「留まっている理由」それぞれについて、改めて冷静に評価することです。
先ほど付けたポイントを、冷静に、改めて、評価し直して下さい。
出来れば、他の会社のことや他の業界のことも調べてみてください。
例えば、嫌な理由について、
「上司が嫌」というのが50ポイントだったら、「それって本当は50ポイントなの?他の会社の話を聞いてると、全然マシかもしれない。せいぜい20ポイントかな。」みたいに。
留まっている理由については、
「安定収入を手放したくない」が100ポイントだったら、「それって、今の会社じゃなくても安定収入得られるから、ここに留まる理由としてはせいぜい50ポイントかな。」みたいに。
そうやって改めて評価をしていった結果、やはり留まっている理由のほうが優勢だとしましょう。
それならば、今ここに留まっているのは、動「け」ないのではなくて、動「か」ないという選択をしていることになりませんか?
それならば、「嫌だ」「辞めたい」、そうやってグチるのではなく、「嫌なことはあるけれど、自分はこういう理由で、自分の選択で留まっている」と認めた方が、良い意味で割りきって仕事ができるのではないでしょうか。
嫌だ嫌だと言いながら、「だけど、総合的には留まる理由のほうが優勢なんだよね」という本音が心の中にあることを認めることです。
しかも、堂々と。
改めて評価をしていった結果、嫌な理由のほうが優勢だとしましょう。
その場合は、本当に辞めることも含めて考えるのも一つです。
■グチる日々からの脱出。
僕は、一概に辞めた方が良い・辞めない方が良いということを言いたいのではありません。
僕が言いたいのは、自分の本音としっかり向き合い、動かないなら動かないで、グチるばかりの日常、嫌だ嫌だと思い続ける日常を断ち切ったほうが良いということです。
本音では動く気はないのに、嫌だ嫌だと事ある毎にグチる人には、魅力的な人は集まりません。
少なくとも、グチるよりやるべきことがある、グチるより楽しいことがある人は寄ってきません。
ネガティブなことを言い続けることで、確実に思考はネガティブになります。
動「け」ないと考えるとグチが増えます。
自分の選択ではないと考えるからです。
自分の選択ではないから、他者や環境を責めます。
だから、グチが増えます。
動「か」ないと考えるとグチが減ります。
自分の選択だと考えるからです。
自分の選択だから、グチればグチる程自分を責めることになります。
だから、グチは減ります。
嫌だ嫌だとグチるあなたより、半歩でも前に進もうと努力をするあなたの方が素敵です。