ちょっとした口癖や言い方から透けて見える価値観。
■同じ「うん」でも全然違う。
相槌を打つ時や、簡単に返事する時に、「うん」とか「はい」とか言いますよね。
文字にすると、単純に「うん」・「はい」なのですが、トーンや言い方で、随分と印象が変わります。
そして、そのトーンや言い方には、その人の価値観や考え方が滲み出ています。
「うん」の言い方が妙に偉そうな人がいます。
偉そうな「うん」は、
「そうそう、よく分かってるじゃないか」
「そうそう、分かったらいいんだよ」
みたいな、人を見下すような価値観を感じます。
店員さんに対して偉そうな「うん」を言う人は、
「自分は客だから、してもらって当然」
みたいな価値観を感じます。
偉そうな「うん」を言う人に限って、周りからあまり偉いと思われていないのも興味深いです。
反対に、「はい」という相槌が物凄く気持ちよくて、いつの間にか気持良く話してしまう人も居ます。
そういう相槌が出来る人からは、「人の話はちゃんと聴こう」「一つでも吸収しよう」という価値観を感じます。
■透けて見てる価値観。
その人の考え方や価値観は、その考え方・価値観自体を言葉にしなくても、ちょっとした口癖や言い方に滲み出ます。
話していて、なんか鼻につくなぁ、なんか違和感があるなぁという人は、ちょっとした口癖や言い方から垣間見えるその人の価値観や考え方に違和感を覚えるからではないでしょうか。
「お金」ではなく「カネ」と呼び捨てにする人。
「お金をいただく」ではなく「カネを取る」と言う人。
ちょっとした言い方ですが、価値観が現れます。
■我が身を振り返る。
実は僕も、自分が「うん」と言うのを自分で聴いて、「なんか偉そうな言い方してるな」と気付いたことがあります。
そういう言い方をしてしまうのは、やはり自分が得意な話だったり、相手がその分野に無知だったりする時です。
それに気付いて、途端に恥ずかしくなりました。
たとえ自分が得意な話でも、それは偶々その仕事に就いているから得意なだけだったり、偶々何かでその情報を得た程度の理由に過ぎません。何も偉いことはありません。
何事も謙虚に。そのことを肝に銘じておきたいものです。
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