【後悔しない人生のために#4】「やりたいけど、やれてないこと」は何ですか?~「7つの習慣に学ぶ手帳術」を読んで~
■ワンポイント・コーチング
あなたが、「やりたいけど、やれていないこと」は何ですか?
あなたが、「やった方が良いとわかってるけど、やれていないこと」は何ですか?
どうでしょう、何か頭に浮かんできましたか?
やりたいけど、やれてないこと。
やった方が良いとわかってるけど、やれてないこと。
そのことを考えると、あなたは、どんな感じがしますか?
「やべー」っていう感じ?
ゾッとする感じ?
何か、胸のあたりを針でチクチクされる感じ?
どうでしょう?
ゆっくり、感じてみてください。
では、始めましょう。
今回と次回で、あなたが今考えた、
・やりたいけど、やれてないこと。
・やった方が良いとわかってるけど、やれてないこと。
それを、忙しい毎日の中でもちょっとずつやっていく方法を書きます。
意識や生活をガラッと変える必要はありません。
大いなる希望と、ちょっとした仕組みづくりで、スタートできます。
■「7つの習慣に学ぶ手帳術」
3回に分けて、「後悔しない人生のために」というテーマで書きました。
【後悔しない人生のために#1】「将来成功した自分」がインタビューで語ることを、これからやろう!~「成功者3000人の言葉」(上阪徹さん著)を読んで~
【後悔しない人生のために#2】漫然と生きたその先を想像するだけでゾッとする〜目標達成した将来の自分に相応しい『自分』を創り、相応しい『今』を生きる〜
【後悔しない人生のために#3】目標を立てずに生きたその先に待つものは?そして、僕からの要望。
しかし、
「やりたいことはあるんですけど、忙しくてやれないんです」
「やった方が良いというのは分かるんですけど、なかなかやれないんです」
という声もあります。
その気持はすごく良く分かります。
僕も、日々の仕事や気分などに左右されて、やれたり、やれなかったり。
いつの間にか目の前のことばかりに追われ、将来に向けた種まきを怠ってしまう。
「だって、忙しいし・・・」
「だって、今やらなきゃいけないことがたくさんあるし・・・」
そんな毎日でした。
「これじゃイカン!」と思いました。
やれたり、やれなかったりではダメ。
「やりたいこと」「やった方がいいこと」を、「毎日無理なく確実にやれる仕組み作り」を結構必死でやりました。
そのヒントとなったのが、「7つの習慣に学ぶ手帳術」。
本書は、大ベストセラー「7つの習慣」の中で時間管理について述べた第3の習慣「最優先事項を優先する」の考え方をもとにした本です。
■今自分は、24時間をどのように使っているか?
まずは自分が24時間をどう使っているかを把握します。
そのツールが、「時間管理のマトリックス」です。
✔第1領域=「緊急」かつ「重要」なこと
(例)締切の迫った仕事、クレーム処理
✔第2領域=「緊急でない」かつ「重要」なこと
(例)運動、人間関係づくり、勉強や研修会への参加
✔第3領域=「緊急」かつ「重要でない」こと
(例)突然の会議、上司から「すぐに」と頼まれた仕事、電話対応
✔第4領域=「緊急でない」かつ「重要でない」こと
(例)暇つぶし、目的のないネットサーフィン、待ち時間
いつの間にか時間を費やしているのは、「緊急」のこと(第1&第3領域)。
なぜ緊急のことにばかり時間を費やすのか?
「緊急」のことは、あなた意識しなくとも、向こうからあなたに行動を取るように仕向けてくるからです。
さらに、こう続きます。
さらに問題なのは、第3領域=「緊急」かつ「重要でない」ことを再優先すべきだと勘違いしたまま、多くの時間を割いてしまうこと。
この領域に時間を費やして疲れ果てると今度は、第4領域=「緊急でない」かつ「重要でない」こと(単なる娯楽)に逃げるという悪循環に陥ってしまうことになるのです。
その通り過ぎて反論できません。
「緊急」のことは、待っていてもやってきます。逃げても追っかけてきます。
しかも「緊急」ですから、重要度を検討する前に、反射的に「すぐ対応しなければ!」と思ってしまう。
これが、「緊急」のこと(第1&第3領域)に多くの時間を割かれる理由です。
↓
そして気付けば大半の時間が費やされ、疲れ果てる。
結果、せっかく残った時間さえ、第2領域(「緊急でない」かつ「重要」なこと)に時間と労力を割く余裕はなくなり、楽ちんな第4領域(「緊急でない」かつ「重要でない」こと)に費やしてしまう。
これが、第4領域に時間が割かれる理由です。
こうやって、第1、第3、第4領域で1日は埋め尽くされ、日々が過ぎていくわけです。
だけど、最も大切なことは、第2領域です。
第2領域のことをどれだけやれるか。
これが、この先の人生を左右すると考えています。
やりたいけど、やれてない。
やった方が良いとわかってるけど、やれてない。
そう思っていることは、きっと第2領域に関するものが多いはず。
だけど、それが実際にできていない理由を以上のように説明されると、「なるほどなぁ」と思いませんか?
僕はそう思いました。
■「いつかやれる」は蜃気楼。
「いつか時間ができたらやろう」
「いつか余裕ができたらやろう」
その淡い期待は、裏切られる可能性大です。
何を隠そう、僕自身が、蜃気楼とも言える淡い期待を抱き続けてきました。
遠くに見えるオアシスを目指して、灼熱の砂漠を歩く。
だけど、歩いても歩いても、そのオアシスには近づきません。
そしてこうつぶやきます。
「あぁ、時間、時間、時間。時間が欲しい・・・」
今日はここまで。
次回は、「では、どうやて第2領域を日々の生活に取り入れるか?」を書きます。