【後悔しない人生のために#1】「将来成功した自分」がインタビューで語ることを、これからやろう!~「成功者3000人の言葉」(上阪徹さん著)を読んで~
■「成功者3000人の言葉」(上阪徹さん著)より
ある経営者が、「成功を目指している若い人にメッセージを」と質問されてこう答えられたそうです。
「自分がヒーローインタビューを受けているところをイメージしてみればいいんじゃないですか。そうすれば、わかると思うんですよ。
もし今、インタビューで語るに足る内容がなかったとすれば、まだまだ成功には早い、ということです。
いつか成功したいなら、ヒーローインタビューに答えられるような体験を求めればいいと思うんですよ」
■「ヒーローインタビューに答えられるような体験を求めればいい」とは?
一瞬、「インタビューで語れる格好良いネタを作りなさい!」みたいな話だと誤解しそうになります。
そうではありません。
経営者の話を受け、著者がこう述べます。
ここに核心があります。
うまくいっている人はみな、インタビューに答えられるだけの経験をしている、ということです。人の心を動かせるだけの体験や物語がある。
「うまくいっている人にインタビューしてみたら、偶々、インタビューに答えられるような経験があった」のではありません。
うまくいっている人はみな、そういう経験をしているんです。
換言すれば、そういう経験をしているからこそ、うまくいっている人になれたんです。
ということは、そういう経験が不足していれば、「まだまだ成功には早い」。
だから、これからうまくいっている人を目指すならば、「インタビューに答えられるだけの経験」をしていけば良いんです。
■分かりやすく三段論法で考えてみましょう。
三段論法は、
大前提:AはBである。
小前提:CはAである。
結論:ゆえにCはBである。
大前提:インタビューに答えられるだけの経験をしている人は、うまく行っている(成功している)
小前提:私は既にインタビューに答えられるだけの経験をしている
結論:ゆえに私はうまくいっているor成功の日は近い
大前提:インタビューに答えられるだけの経験をしている人は、うまく行っている(成功している)
小前提:私はインタビューに答えられるだけの経験をしていない
結論:ゆえに私はまだまだ成功には早い
■改めて
これからうまくいっている人を目指すならば、インタビューに答えられるだけの経験をしていけば良いと書きました。
では、「インタビューに答えられるだけの経験」とは具体的には何でしょうか?
それは、
「『将来成功した自分』がインタビューで、『こうこうこういう体験があったからこそ、今の成功があります。』と答えそうなことにチャレンジした経験」
だと考えます。
具体的に言います。
成功に必要な要素・条件は、完璧には分かりません。
そこで、
①「将来成功した自分」をイメージ(妄想)します。リアルに。
②その「将来成功した自分」は、「あなたはなぜ目標を達成できたんですか?」とインタビューされたら、どう答えるでしょうか?
その答えを、具体的にイメージ(妄想)します。
「こうこうこういうことがあったからこそ、今の成功があります」という内容を、具体的に。
全部具体的に描けなくても大丈夫。
③そこで妄想した「こうこうこういうことがあったからこそ、今の成功があります」と答えた内容に、これからチャレンジします。
これが「インタビューに答えられるだけの経験をしていく」ということです。
チャレンジすれば、それがうまくいった時はもちろん、うまくいかなかった時でさえ、「あのピンチを乗り越えたことが今の成功がある」「あの時は誰にも相手にされなかったよ」と語れる経験になるはず。
一つ注意です。
ヒーローインタビューを受けるタイミング(=「将来成功した自分」を、いつの自分に設定するか)というのは、いつでも良いんです。
何十年後じゃなくても。
3年後に達成したい目標があるなら、その3年後に達成している自分をイメージして、上記の①~③をやってみてください。
人生で、何度でもヒーローインタビューを受けるつもりでいきましょう。
実際受けるかどうかはどうだって良いんです。
■ヒーローインタビューで答えられないことはやらない。
もう一つ僕が意識しているのは、「ヒーローインタビューで語れないようなことはやらない」ということ。
腹が立ったり、「一言言わないと気がすまない!」と思うことはあります。
そういう時、ヒーローインタビューを受けている自分をイメージします。
「いやぁ、一言言ってやりましたよ」と胸を張って言うでしょうか?言いません。すごいカッコ悪いです。
それより、「一言言ってやりたい気持ちも一瞬ありましたけれど、それより自分がやるべきことがあると思って、そっちに集中しました。そしたら、そういう人のことはいつの間にかすっかり忘れてました。ハハハ。」と答えたい。
そんな感じで、将来成功した自分が今この場面を振り返った時、ヒーローインタビューで語れない方は選ばない。語れる方を選ぶようにしています。
この方法を使うと、一気に視野が広がります。
狭い視野でこだわっていたことが、フッと軽くなります。
■最後に。
今この瞬間は、確実に未来につながっています。良くも悪くも。
誰もがそれを知っています。
だけど、僕も含め、いつの間にか、その意識が薄くなります。
だから、改めて、この経営者の言葉を噛み締めます。
今日あなたは、将来目標を達成した自分が、インタビューで語りたくなるような1日を過ごしたでしょうか?
僕は、まだまだです。一緒にがんばりましょう!