意識と行動で人生は好転する!

弁護士×プロコーチ×セミナー主催者のパラレルワーカー新井玲央奈のブログ。

自責の人になる目的とは?~自責で自分を苦しめないで欲しい~




「自責」・「他責」

 という言葉を聞いたことが

 あるでしょうか?

 今日は、

 間違った自責の使い方を避け、

 効果的に使う方法を書きます。

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自責とは、

 課題や問題の原因を、

 自分に求めること。

 

他責とは、

 課題や問題の原因を、

 他人・環境・社会など、

 自分「以外」に求めること。

 

▼たとえば、

 「仕事がつまらない」

 という悩みがあるとき。

 

 「上司が無能だからだ」

 「会社が自分の能力を

  活かしてくれないからだ」

 「業界が落ち目だからだ」

 そういう風に考えるのが、

 他責です。

 

 他方、

 「自分に、

  仕事を楽しもうという

  意識が足りないからだ」

 「好きな仕事に就くための

  努力をしてないからだ」

 「つまらなくしているのは

  自分の考え方だ」

 そういう風に考えるのが、

 自責です。

 

▼私たちは日々、

 大小問わず様々な課題・悩みに

 ぶつかりながら生きています。

 その度に、

 自責の人と他責の人は、

 全く違った世界を見ています。

 

▼「他責の人ではなく

  自責の人になれ」

 と言われます。

 僕もそう思います。

 

▼家庭や職場で

 「人のせいにしてはいけない」

 と言われたり、

 性格的に

 人のせいにすることに抵抗がある人は、

 自然と自責ができています。

 

▼ところが、

 自責を誤って使ってしまうと、

 「どうせ悪いのは自分だ」

 「自分が無能だからダメなんだ」

 「周りを怒らせるのは

  自分が悪いからだ」

 そういう風に、

 自分の存在価値を否定してしまいます。

 

▼自責は

 「自」分を「責」めると書きますが、

 自分を責めるのは、

 人に向けていた矛先を、

 自分に向けて、

 自分を傷つけているだけなんです。

 

 自責は、

 自分を責めて

 自分を傷つけて、

 自分の存在価値を否定するために

 使うのではありません。

 

じゃあ何のために使うのか?

 それは、

 変えられることに

 フォーカスするためです。

 「人生の主導権を取り戻すため」

 とも言えます。

 

▼大切な前提があります。

 過去と他人は変えられません。

 変えられるのは、

 未来と自分です。

 

 他人にフォーカスしている限り、

 他人は変えられないので、

 その課題・問題が解決するかどうかは、

 他人に掛かっています。

 

 いつか、誰かが、いい感じに

 解決してくれるのをジッと待つわけです。

 

 自分にフォーカスしている限り、

 自分は変えられるので、

 その課題・問題が解決するかどうかは、

 自分に掛かっています。

 

 そのための、自責です。

 

▼自分に原因を求めたところで

 止まってしまうと、

 自分を苦しめます。

 そして、 

 今度は他責になったりします。

 でも本当は他責になりたくないので、

 そこでもまた悩みます。

 

▼「何のために自責になるか?」

 を意識していないと、

 どっちに行っても行き止まり。

 そんな感じです。

 

▼自分に原因を求めた後、

 じゃあ自分が何をすれば解決できるか? 

 それとセットです。

 

《まとめです》

 ●自責の考え方と他責の考え方がある。

 ●他責の人ではなく、

  自責の人になる。

 ●自責は、

  自分を責めることが目的ではない。  

 ●自責は、

  自分がコントロールできること(つまり自分)

  にフォーカスすることが目的。

 ●コントロールできることに

  フォーカスした上で、

  自分がどうすれば解決できるか?

  を考える。