「譲るを原則にする」と決意する。
1 譲ることを原則にする。
「自分が」,「我先に」というように,先を越そうと行動すると腹の立つことがたくさん起きます。
だから,「譲る」ことを原則にしてはどうでしょうか。
電車で席に同時に座りそうになった。
「どうぞ」と譲る。
(そもそも席取り合戦にも参加しません)
お店でレジに同時に並びそうになった。
十字路で横から車がきた。
エレベーターで降りる人が複数いた。
「どうぞ」と譲る。
相手がちゃんとルールを守れない人であっても,原則譲る。
街中で一瞬関わったルールを守らない人に対抗しても意味が無い。
2 なぜ譲るのか。
それは,イライラしないため,心が狭くならないため,です。
上記の場面で,席を取ったところで,先に並んだところで,時間的にはたいして得をしません。
他方,先を越されると,腹が立ってしまいます。
人のせいで,うまくいかなかったと感じるからです。
だから,そもそも先を越そうとしない。
そうすれば,腹は立ちません。
相手が悪ければ,衝突も起きかねません。
そうすると,また腹が立ちます。
3 どうすれば譲れるか。
譲るのは,余裕がないとできません。
だから余裕を持つように心がける。
譲ると,気持ちが良い。良いことをした,という満足につながる。
そして何より,譲るを原則にする,ということを「決意する」こと。
何も考えなければ,我先にとなってしまい,うまくいかないと腹が立つ。
そこから脱するには,意識です。
意識して,上記のとおり決意する。
4 注意点
注意することがあります。
それは,決して,譲った相手に見返りを求めないということ。
「せっかく譲ったのに,相手は会釈もしない!!やってられない!!」なんて思わない。
譲るのは,究極的には自分のためです。自分がイライラせず,余裕を持って暮らすためです。
だから,譲った時点で目的は達している。
相手が偶々感謝を示してくれるのは,オマケです。
スマートに譲れる人の方が,人として魅力がありますよね。
我先にと必死な人を見て,「ああなりたいな」とは思わないでしょう。
そういえば以前カフェに入って,店員さんに,「席空いてますか」と尋ねただけなのに,おそらく先に待っていたであろう方が走ってきて,「私が先に並んでるんです!」と大声で怒鳴ってきたことがありました。
ここでも,「席空いているか聞いただけじゃないか!」と対抗しても意味がありません。
「あぁ,それは失礼しました」と言って,店を後にすれば良いだけの話です。
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