物凄い意識。
千田琢哉さんの本は,もう何冊も読んでいます。
「なかなかそこまで言えない」というようなことでも,ズバッと言っておられる爽快感がたまりません。
一冊読み終えるとまた一冊欲しくなる,中毒のようなものです。
最近読んだこの本は凄かったです。
- 作者: 千田琢哉
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2012/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本の中に,
「向いていないことをすると,多分辛い思いを人為的に経験できて,面白い本を書けるのではないかなと,わくわくしながらわざと辛い思いをしようとそういう環境に飛び込んでいきました。」
とあります。
これは,千田さんが就職した会社を選んだ時の動機だそうです。
ここですごいのは,既に「面白い本」を書くと考えているところです。
そのために,あえて「辛い思い」をしにいったわけです。
千田さんによれば,「『俺は将来ビッグになると決まっている』と未来完了形で,もうわかっている状態」とのこと。
少し光の当て方は違いますが,この本の中に,電車ではどうしても眠れない,というくだりがあります。
理由は,「電車の中で座っているとブログに書けるネタが無限にあるから」。
結局は,意識の問題だと思います。
千田さんは,「文章を書き続けたい」と述べておられます。
そして,あえて向いていない会社に就職したのも,電車で眠らないのも,文章を書くためという目的に向かっているのです。
なんとなく就職する,なんとなく電車で起きている(寝ている)のではありません。
千田さんの本を読んでいると,
「なんとなく」ではなく,「全ての行動に理由がある」
と痛感します。
周りから見ていると「なんとなく」に見えるような場合も,きっと,経験則に裏打ちされた直感が働いているのだと思います。
翻って考えてみると,どの会社もそうかもしれませんが,私の会社も例に漏れず,独特のしんどい部分があります。
しかし,ある時ふと,(私からすれば)できない上司,厄介な顧客などなど,全て生きた教材であることに気付きました。
それに気付けたのは,千田さんのように「文章を書く」というところまで明確なものはありませんが,
「もっともっとレベルを上げたい」
という目的をもつようになったからだと思います。
腹の立つこと,理解できないこと,色んなことがありますが,ただ腹を立てるのではなく,そこからたくさんのことを学ぶことができます。
そう考えると,世の中は,物事を考える材料にあふれています。
道を歩いていても,会社を見渡してみても,材料には事欠きません。
見習いたい材料も,反面教師にすべき材料も含めて,考える材料です。
最後に,私が好きな千田さんの本をいくつか。
ヒツジで終わる習慣、ライオンに変わる決断: 自分にイノベーションを起こそう!
- 作者: 千田 琢哉
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2011/12/17
- メディア: 単行本
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- 作者: 千田琢哉
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2011/07/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 千田琢哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/07/26
- メディア: 新書
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- 作者: 千田琢哉
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/02/23
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- 作者: 千田琢哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/11/25
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