もっとワガママになってみませんか?
■こういうメッセージを頂きました。
「ライフワークで始めたことが楽しくて、仕事の時の自分は無理している感じがして、しんどいです。ただワガママになっただけかもしれませんが。。。」
このメッセージからは、
「ワガママになっちゃいけない・・・」という自分と、「もっとワガママに、好きなことに没頭したい!」という自分が闘っている様子がうかがえます。
僕からのアドバイスは、これです。
「いい傾向です!もっともっとワガママになってみましょう!」
■「ワガママ」って何だ?
「ワガママ」というのはネガティブなイメージがありますね。
だけど、ワガママには、正反対の2種類があることに気付きました。
①1つは、人に迷惑を掛けるワガママ。
②もう1つは、自分も人も幸せにするワガママ。
■①人に迷惑を掛けるワガママ。
一般的にイメージされるのはこっちですね。
「ワガママ言っちゃいけません!」と叱られてきたのもこっち。
例えば、給与を頂く身でありながら、
・「あなたのことが嫌いなので指示には従いません」
・「この仕事はやりたくありません」
・「今日は行く気がしないので休みます」
とか、そういうワガママは人に迷惑を掛けるので、①のワガママです。
人の物を盗んだり、人を傷つけるのも、①。
こういうワガママは言わない方が賢明でしょう。
■②自分も人も幸せにするワガママ。
「やればやるほど自分も人を幸せにできる活動」を、「もっともっとやりたい!!」
そういうワガママが、②のワガママです。
この種のワガママは、大いに言うべき、大いに従うべきだと思います。
●「やればやるほど自分も人を幸せにできる活動」?
分かりやすいのはボランティア活動。
ボランティア活動を喜びと感じる人は、それをやればやるほど、自分も人も幸せにしますよね。
それなのに、「ボランティアをもっとやりたいというのはワガママだ!ワガママ言ってはいけません!」と言う人はいませんね。
●「自分が本当にやりたいこと」でも原理は同じ
例えば、自分が作った料理で人が喜ぶのを幸せに感じる人。
その人が美味しい料理を作れば作るほど、自分も人も幸せにできますよね。
だから、「美味しい料理をもっと作りたい!」というのは、自分も人も幸せにするワガママなんです。
■ワガママを禁止するのは誰?
色んな人の意見、常識、世間体と呼ばれるものが、②のワガママを禁止します。
ただ、一番ワガママを禁止しているのは誰でしょうか?
それは、自分です。
ワガママ言う自分を許すか、ワガママを言う自分を自制するか。
最後に決めるのは、自分自身です。
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■自分にとって、「やればやるほど自分も人を幸せにできる活動」は何だろう?
それを見つけることが、とっても大切です。というか、必須です。
もし「これかな」と思うものがあれば、小さく始めてみてください。
やってみて、些細なことでも人も自分も幸せに出来たら、「もっとやりたい!」と思うはず。
だって人は、「もっと幸せを感じたい!」とプログラムされているから。
最初は小さくても、「どうすれば大きくできるかな?」と考え、行動を続ければ、少しずつ結果が伴うはずです。
いきなり独立や転職という結論を出す必要はありません。
「もっとやりたいわー」となった時、「もっとやりたいというのはワガママだからダメだ!」と自制してしまったら、せっかくの芽を踏みつぶすことになります。
そのワガママが、自分も人も幸せにするワガママなら、大いにワガママになってください。
だって、最高のワガママじゃないですか。
■どちらのコースを選択しますか?
「人を幸せにするワガママ」とは言っても、全員が幸せになるわけではありません。
「あなただけ好きなことをやって幸せそうにして、腹が立つ!」と思う人だって出てきます。
親やパートナーが反対するかもしれません。
では、嫌なことを嫌々やり続ければ、全員が幸せになりますか?
「やればやるほど自分も人も幸せにできる活動」を思う存分やる人生と、そうではないことをやり続ける人生。
どちらを選んでも、全員幸せになるわけじゃない。
要は、どちらのコースを選択するか次第です。
ただし、前者の方が、自分と人を幸せにする総量は圧倒的に大きいはず。
親やパートナーと絶縁する位なら自分はワガママ言わないという選択も、もちろんその人にとっては正解です。
ただし、「親やパートナーが良い顔しないから」と言いながら、実はチャレンジするのが怖いとか、あるいは、自分だけが我慢し続けてるみたいな思いを抱き続けるなら、ワガママを自制した意味がないですよね。
「親やパートナーのためにワガママを言わない」という選択肢を選ぶことで、自分も人も幸せにするならば、それも実はワガママですから、大いに言うべきです。
もしワガママコースを選ぶなら、まずは自分を、「ワガママになっていいんだよ」と許してみてください。
「やればやるほど自分も人も幸せにできる活動を見つけること」
それが、不自由から脱出する片道切符になるのではないでしょうか。