「壁にぶつかり続ける」という壁〜司法試験受験でも感じたこと〜
■日々立ちふさがる「壁」
僕は、毎日のように壁にぶつかっています。
しかも、新しい壁、種類の違う壁です。
乗り越えても乗り越えても「壁」が立ちふさがります。
ある時ふと気付いたんです。
「あ、この壁は、昔の僕なら気付いていない壁だ!」
そうなんです。
色んな壁を乗り越えたからこそ出会うことのできた壁なんです。
■司法試験受験時代の経験。
これと似た経験を、司法試験受験時代にしました。
ロースクールでの2年間は、もう、物凄く勉強しました。
その2年間、勉強しても勉強しても、分からないことは失くなりませんでした。
しかも、どんどん難しい「分からないこと」が増えていく。
しかしこれは、勉強が進んだからこそぶつかる壁だったんです。
勉強を始めた当初は、「何が分からないか分からない」状態。
そこでの「分からない」は、ある意味、凄く浅いんですね。
■意識。
成長し続ける限り、遠くへ行こうとする限り、新たな壁にぶつかり続けると思います。
だから、今では、新しい壁にぶつかる度に、「この壁にぶつかれるほど遠くに来られたんだ」と思うようにしています。
そう思って、「壁」を歓迎します。
もし、新たな壁にぶつからなくなったら、その時は、同じ壁の前で立ち往生しているのかもしれません。
昔ある人から言われた言葉があります。
神様は、乗り越えられる試練しか与えない。
「これは乗り越えられそうにない」という試練が目の前に現れたら、それは、あなたがそれを乗り越えられる位成長した証拠だ。