仕事外の時間を攻めに使うか守りに使うか。
以前の僕は、仕事がしんどくて、仕事のことを考えると気が滅入ってました。
”仕事は嫌なこと。だから仕事のことは考えたくない”
そんな感じでした。
だから、
・ 仕事が終われば仕事のことは一切考えたくない
・ 休みの日は仕事のことは一切考えたくない
という風に、必死でした。
出勤時に会社のエレベーターの中で、”よし、頑張るぞ”と口に出してなんとか自分を奮い立たせていた時期もあります。
ただ、嫌だ嫌だと思って逃げていても、嫌じゃなくなることはありません。
それどころか、余計に嫌になってくる。
そんな状態だったのですが、今思うと”運が良かったなぁ”と思う習慣があります。
それは、嫌だ嫌だと逃げるだけではなく、”嫌だと思わないためにはどうすればいいんだろう?”と必死で考えたことです。
逃げながら、防御しながらも、攻め方を考えていました。
仕事外の時間なので、全く仕事と関係ないことや、仕事のストレスを発散することに時間を使うこともできたのですが、僕はそれはしませんでした。
具体的には、多くの社会人の経験談を聴くことと、本を読むことでした。
経験談を聴くと、多かれ少なかれそれぞれ仕事に対する苦しみがあることが分かります。
そして、それをどう乗り越えているかという話は、とても参考になりました。
また、苦しいのは自分だけじゃないんだ、と安心もできました。
本を読むことで、心の持ち方を学びました。
また、仕事をいかに効率的に回すかを学ぶことで、仕事を回すストレスが軽減されるとともに、”ToDoをうまく処理できた!”とか”スケジュール管理がうまくなった!”とか、小さな成功体験を重ねることができました。
さらに、そもそも人生とは、仕事とは、という本を読むことで、”辛いこと、しんどいことの意味付け”を学びました。これによって、単に辛い、しんどい、ではなく、その辛さやしんどさを、どうすれば自分の人生にプラスに転換できるかという視点を持つことができました。
こういったことを通して、徐々にではありますが、”仕事を楽しむ”とまでは行かなくても、以前ほど嫌だ嫌だと思うことはなくなりました。
仕事の内容は変わっていないのに、不思議なものです。
逃げること、ストレスを仕事以外で緩和することばかり考えていたら、今頃どうなっていたことだろうと想像すると、怖くなります。
仕事外の時間を、仕事に対する攻めに使うか、守りに使うか。
これは、プライベートを犠牲にするというのとは違います。
仕事を充実させれば、結果的にプライベートも充実するので、犠牲ではないと考えています。
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