「お忙しいところ」には2つある〜皆さんは、どちらで使っていますか?〜
■ 「お忙しいところ」
「お忙しいところ恐縮です」
「忙しいのに、すみません」
という風に、「お忙しいところ」というフレーズはよく使います。
よく観察すると、使う人の心情によって、以下の2種類あることに気付きます。
①自己保身のため。
②相手への配慮のため。
■ ①自己保身のため
これは、相手から、「この忙しい時に…」と思われて、(言葉にするかどうかは別として)責められるのを回避するため。
あるいは、「こっちは忙しいって分かってるの?」と思われるのを回避するため。
■ ②相手への配慮のため
言葉どおり、相手に対する「申し訳ない」という気持ちで使う場合です。
■ 両者の違い。
①は、ベクトルが自分に向いています。
②は、ベクトルが相手に向いています。
■ 思うだけでは伝わらない。
おそらく、②で使っている方が多いと思います。
ただ、思っているだけでは伝わらないのが現実。
本当に相手に対する「申し訳ない」という気持ちがあるならば、それが行動に出るのではないかと思います。
それはもちろんお金である必要はなく、ちょっとしたお礼であったり、ちょっとした言葉であったり、出来るだけ手間を取らせないようにしようという配慮であったり。
「忙しいところすみません」と口では言いながら、何度も手間を取らせてくるような人は、本人的には②であっても、①と受け止められかねません。
僕自身も、自分のミスや準備不足で、忙しい相手に何度も手間を取らせてしまうことがあります。
その時に、「忙しいのにすみません」と口だけで言って、行動が伴っていない時があるので、その度に反省します。
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