受け売りをしていないだろうか?〜二次情報より一次情報〜
■ 僕の失敗。
先日、つい、「それはこういうことですよ。」と口にしてしまった。
完全に本で得た情報の受け売りだった。
口に出した瞬間、「あぁ、底の浅いことを言ってしまった」とすぐに分かって、激しい後悔に襲われた。
■ 情報の受け売りをしない。
読書量が増えると、知識が増える。
すると、つい知識を披露したくなる時がある。
だけど、本や人から得た情報を受け売りすることは、無益どころか、時に有害ですらある。
例えば。
物知り顔をする人に、何かを教えてあげようと思うだろうか。
「最近インドが伸びてるな」と偉そうに言うオトナの情報源がワイドショーだった時、その人を信用するだろうか。
雑誌や週刊誌での論評を自分の意見のように披露するオトナがカッコいいだろうか。
会ったこともない芸能人の噂話に花を咲かせているオトナが魅力的だろうか。
■ 二次情報より、一次情報を大切に。
そんな折、二次情報(=誰かが言っていたこと、本で読んだこと、テレビでみたこと等、第三者を介して得た情報)ではなく、一次情報(=直接見たり聞いた情報)を大切にしようという話を聞いた。
これは耳の痛い話で、二次情報ばかり頭に入れていると、冒頭のような失敗をしてしまう。
ただ、自分で見て、聞く情報には限界がある。
失敗してばかりもいられない。
だから、きっかけは二次情報で良いと思う。
問題は、二次情報を実際に検証してみて、使えるもの、合うものを取捨選択していけるかどうか。
そういう実体験を伴えば、それは一次情報に昇華する。
例えば、「こういう人が信頼される」という類の本はたくさんある。
そこに書かれていることを試してもいないのに、「こういう人が信頼されるよ」と偉そうに言っている暇があったら、一つでも試してみる。
試してみて、効果的なら、使い続ける。
効果がなければ、いくら本で薦められていても使わない。
この検証作業を経て、ようやく一次情報になる。
一次情報を大切にできる人は、とてつもない二次情報を持っていても、それをひけらかしたり、知った顔はしないように思う。
二次情報をひけらかして情報を遠ざけるどころか、貪欲に一次情報・二次情報を吸収していく。
二次情報を披露して偉そうにするより、一つでも多く一次情報を溜めていこう。
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