世界的な名著と呼ばれる本。だけど・・・
名著と呼ばれる本は、できるだけ読もうとは思います。
だけど、正直に言うと、どうも”これは良い本だ!”と思えない。
例えば、以下の本。
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
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プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
- 作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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- 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 1996/12
- メディア: 単行本
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なんとかひと通りは読んだはずなのですが、内容が殆ど記憶になく、読むのに一苦労、という印象しかありません。
本は、一冊を通して伝えたい、幾つかのコアメッセージがあると思います。
しかし、この手の本は、読むのに時間が掛かって、読み進めていく内に、何の話だか分からなくなるという状態でした。
確かに、世界的な名著が自分にとっても名著とは限りません。
しかし、何冊か読んで、それでも名著だと実感できないのは僕の問題だと思います。
小宮一慶さんは、「ビジネスマンのための読書力養成講座」という本の中で、”むずかしい本にも慣れる”ということを書いておられます。
世の中はそう単純なことばかりではありません。
ある程度論理レベルを高く、つまり複雑にしないと表現することも解決することもできない事柄がたくさんあります。
語彙の難易度はともかく、中身の深さは、ある程度論理的な深さに比例するからです。
つまり、複雑な論理を展開しなければならなくなるし、そのためには専門的な合意を使う必要が出てくる。
そして、読む側にもそれに応じた論理的思考力が求められるのです。
僕が、先ほど挙げた名著を”これは良い本だ!”と思えない原因が、この論理的思考力の乏しさ故かどうかは分かりませんが、ひとつの視点として”なるほど!”と思いました。
難しい本を無理に読む必要はないと思いますが、
名著と呼ばれる本は、人並みに”さすが名著”と思いたいものです。
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