迷う。悩む。そして、夢を育てる。
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「他の職業は考えなかったのですか?」
そう聞かれると、
「今の職業以外考えませんでした。」
という答えになります。
そこだけ切り取って、良い風に言えば、
「一心不乱に、脇目もふらず、目標に向かって努力しました。」
ということになります。
■ 自分は視野が狭かった
だけど、何か、違うんです。
今思うと、目標を掲げた頃の僕は、ただただ視野が狭かったし、結果が出なかったときのリスクをあまり考えていませんでした。
そういう形で掲げた目標だったこともあり、大学生の時は本気になれない、なんとも中途半端な取り組み方をしてしまいました。
■ 素晴らしい生き方はたくさんある
社会に出て何年も経った今では、学生の頃には持てなかった色んなことに興味を持っています。
今の職業に誇りを持っていないとか、やる気が無いとか、そういうことでは決してありません。
ただただ、今になって、昔の自分の狭さを痛感して、世の中には、素晴らしい職業、素晴らしい生き方の選択肢がたくさんあることに気付きました。
考えてみれば、当たり前のことですよね。
なのに、当時の僕はその視野を持てなかった。
そして、持とうと思えば、持つことはできました。
■ 若い方の声
若い方から、
「いろんな職業に興味があって、絞れない」とか、
「リスクを考えると、挑戦するのに躊躇する」
という声を聞くことがあります。
そして、僕のように、「一心不乱に、脇目もふらず、目標に向かって努力しました。」という人間を見て、
今絞り切れない自分を、良くないことと考える人がいるかもしれません。
挑戦するのに躊躇する自分を、逃げてるんじゃないかと考える人がいるかもしれません。
だけど、若い方が、色んな分野や職業に興味をもって、リスクを考えるのは、むしろ自然で、合理的なことだと、僕は思っています。
■ 夢や目標を、育てる。
僕は常々、夢を持とうとか目標を持とうと言っています。
だけど、夢や目標は、とにかく大きければ良いとか、とにかく早いほうがいいとか、そういう単純な話ではないと思っています。
動いて、知って、考えて、その中で育てていくものだと思います。
イメージとして、一旦広げてから、絞っていくもの。
最初から絞るのではなくて。
結果的に大きな目標を持って、それに一心不乱に挑んでいくことは薦めますが、大きな目標を持って、それに一心不乱に挑んでいくこと自体が目的ではありません。
だから、早く大きな目標を持って、それに一心不乱に挑むことを目指すがあまり、あえて他の選択肢を見ないふりしたりとか、自分をごまかして追い込むようなことにならないで欲しい。
そう思っています。
ただ、いつまでも悩み続けていては、それだけで終わってしまいます。
自分なりに、期限を決めたり、目標を決めるためにどういうことをするかを決めたり、具体的なアクションが伴ってこそだと思います。
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