キャリア形成を考える際に読んでおきたい本。
最近キャリア形成に関する本が多いと感じます。
それぞれ書いていることは同じではないので総括は難しいですが,最大公約数でいうと,
- いつまでも会社が守ってくれると思ってたら痛い目に遭う。
- だから,個人で勝負出来るだけのスキルや人脈を築くべき
- SNS,インターネット等の発達によって,個人がそれらを築ける時代になった
- 築いたスキルを個人で発信できる時代になった
- だから,自分のキャリアを真剣に考えましょう
という話だと理解しています。
わずかですが,ご紹介します。
「キャリア未来地図」の描き方(原尻淳一さん,千葉智之さん)
「ライスワーク」,「ライフワーク」に分けて考察し,創造領域に入ればシナジー効果を生むという話等,すごくわかりやすく書かれているので,頭の整理がよくできます。
例え話も多く,理解の助けになります。
この本をお勧めするのは,単にパラレルキャリアを築いた方の体験談にとどまらないところです。
むしろ,体験談よりもまず,「これからキャリアを築いていく人がどういう枠組みで考えていけばいいか」が書かれています。
その補足というか実践例として,著者の体験談があります。
いわば学問的に整理された本という側面も強く,大変参考になります。
「未来が変わる働き方」(慎 泰俊さん)
本からにじみ出てくるパワーが凄いです。
どういうことをやっておられるか,という話が多いですが,「二軸」を体現されている方のリアリティが伝わってきます。
30過ぎたら利息で暮らせ!(原尻淳一さん)
2009年の本ですが,既にパラレルキャリアのことが書かれています。
特に突出したところのないサラリーマンが,メンターの教えを受けながら,最終的には出版や講演を実現するというサクセスストーリーに沿ってわかりやすく書かれています。
「この主人公のようになりたいな」と感情移入できる本です。
25歳からのひとりコングロマリットという働き方(本田直之さん,おちまさとさん)
パラレルキャリアを体現されるお二人による本(パラレルキャリアどころではないですが)。
今サラリーマン一本の状態からいきなりお二人のようになるのは難しいですが,「発想」やお二人がどういう生活を送っているかというイメージングには大変参考になります。
お二人はその他にもキャリアに関連する本を多数書かれているので,参考になります。
冒険に出よう(安藤美冬さん)
パラレルキャリアとは少し違いますが,サラリーマンからフリーランスになられて,多彩に活躍される安藤さん。
どういうサラリーマンだったか,サラリーマンを辞める時にどういう覚悟,準備をしたか等も書いてあり,サラリーマン→フリーランスへの道筋がイメージ出来ます。
今後必要になるであろうSNSを使った発信についても具体的に書いあります。
ワーク・シフト(リンダ・グラットン)
未来予想図。
「人生が変わる2枚目の名刺~パラレルキャリアという生き方」(柳内啓司さん)
ノマドワーカーという生き方(立花岳志さん)