なぜあの人は,自信があるのに謙虚でいられるのか。~自信は過去によって形成され,謙虚は未来によって形成される。~
自信と謙虚
尊敬する経営者とじっくり話す機会をいただきました。
非常に印象的なのが,その方の自信と謙虚のバランスです。
起業して一定の成功を収めたという実績もあり,自信を持っておられます。
しかし他方で,何歳も年下で実績もあまりない私の話を,「聴いてあげている」ではなく,興味津々で聴いてくれます。
なぜ謙虚さを持ち続けられるのか?
私の仮説は,その方は,
「確かに自信はある。しかし,まだまだレベルを上げられる」
と考えておられるのではないかと思います。
自信を持つには,実績や物の考え方について一定のレベルを超えなければなりません。
しかし,「そのレベルを超える」ことは,「それ以上レベルが上がらないこと」ではありません。
一定のレベルを超えても,まだまだレベルは上がると思います。
レベルを上げるには,学びが必要です。
学びは,あらゆる人から得られます。
人から学びを得るには,謙虚になることが不可欠です。
偉そうにふんぞり返っている人に,色々話そうという気にはなりません。
だから,まだまだレベルを上げたいというテンションを保てている人は,自信がありながら,謙虚であり続けられるのだと思います。
あえて言い切ると,
自信は過去によって形成され,謙虚は未来によって形成される。
そう思うわけです。
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