「分かってくれない!」という憤りから自由になる方法。
■ 分かって欲しい願望
「自分はこんなに頑張ったんですよ!」
「自分はこんな成果を出したんですよ!」
「自分はこんな苦労をしたんですよ!」
仕事でもなんでも、そういったことを「分かって欲しい願望」がありませんか?
僕には、その願望が大いにありました。
そして、その願望に苦しめられていました。
■なぜ苦しいのか?
自分が「分かって欲しい」と願うレベルと頻度では、分かってもらえないからです。
人は、自分の頑張りを過大評価し、人の頑張りを過小評価するように思います。
それは意図的にというよりは、実際に経験したのは本人ですから、その本人と同程度に、その状況を理解するのは困難だから。
それなのに、過大評価した自分の頑張りを「分かってよ!」と思っても、自分が期待するレベルで分かってもらうのは難しい。
しかも、そのレベルで、毎回毎回分かってもらうとなると、さらに難しい。
それなのに、必死に分かってもらおうとアピールしてしまう。
そして、自分が欲しいねぎらいの言葉、お褒めの言葉をもらえない。
正直ガックリきます。
僕自身、「なんで分かってくれないの!?」と憤っていましたが、分かるわけありません。
もちろん、報告であったり、自分の実績をアピールして仕事や信頼を得ることは必要です。
しかし、これは単なる「分かって欲しい願望」とは別物です。
■苦しさから解放されるためには?
「前向きな諦め」です。
・分かってもらえたら、嬉しい→心が穏やか
・分かってもらえなかったら、落胆する・憤る→心が穏やかではない
というのは、心穏やかでいられるかどうかの主導権を、他人に握られているということです。
僕は、自分で主導権を握りたかった。
つまり、他人がどういう対応をするかによって、いちいち心を乱される自分が嫌だった。
だから、「分かってもらいたい願望」を手放しました。
自分基準で、「俺、頑張ったな」と思えたら、それでいい。
その上で、もしその頑張りを認めてもらえれば、それはプラスアルファのご褒美のようなものだと思うようにしています。
これが、前向きな諦めです。
他人を信用しないとかそういうネガティブなことではありません。
じゃあ、誰も分かってくれないかというと、そうではないと思います。
抽象的な言い方になりますが、「見ている人は見ている」し、「分かってくれる人は分かってくれる」と思っています。
「こんなに頑張ったよ!」とアピールしなくても、ちゃんと認めてくれて、ねぎらってくれる人とつながっていれば良いと思っています。
ぜひ、分かってもらおうとするエネルギーを、自分の成長に注ぎましょう。
↓この記事を気に入っていただけましたらクリック(投票)お願いします