タスク処理をするときの,「せかせか,イライラ,余裕のない自分」を改善する〜「ゆっくり動く」と人生が変わる(小林弘幸さん著)を読んで
年初にこの本に出会えて良かったです。
1 「タスクが片付いていない現状」に対してストレス。
程度の差こそあれ,「タスクが片付いていない現状」に対してストレスを感じる人は少なくないと思います。
私は,そのストレスを,強く感じるタイプです。
2 これまでの対処法と悩み。
(1)これまで,「目の前のタスクを片付けたい!」(=ストレスを無くしたい!)という強い思いから,いかに早く・正確に・効率的に仕事をするかということを常々意識してきました。
そして,急か急か仕事をすることは,それを実現するために不可欠であると考えていました。
結果的に,大きな失敗もなく,ある程度スピーディーに仕事をしてきたつもりです。
(2)ただ,そう簡単に片付くタスクばかりではなく,片付かないことに対してストレス(イライラ)を募らせ,追い立てられているような感覚になることもありました。
(3)そうし苦労を乗り越えて,なんとか一時的にタスクが少なくなります。
しかし,いつの間にかタスクが増え,また余裕のない仕事ぶりに戻るということの繰り返しでした。
余裕を持って仕事を進めることができることもありますが,それはタスクが比較的軽かったり,数が少ないときです。
そういうときに余裕が持てるのはいわば当然のことで,問題はなかなか片付かないタスクがあるとき,タスクが多いときです。
(4)負のサイクル
こうしてよく考えてみると,
① タスクが片付いていない現状(ストレスを感じる)
② タスクを消したい(=ストレスを解消したい)という欲求
③ ストレス解消に駆り立てられた余裕のない仕事ぶりでタスク処理(ここでもストレスを感じる)
④ タスクが減る(ここでようやくストレス軽減)
※時に④を経ずに⑤に至ることも。。。
⑤ またタスクが増える(増えたことに対してストレスを感じる)
⑥ ①に戻る。
という繰り返しです。
ストレスを解消したいがために③を甘んじて受け入れたのに,結局④が叶うのは一時的であり,その前後(③・⑤)がストレスになっていることがわかります。
ほとんどストレスだらけ。。。
3 新たな対処法
上記の本を読んで,大きなヒントが得られました。
私は,急か急か仕事をすることで,自律神経のバランスが乱れていたと思われます。
それで,イライラしてしまうのです。
イライラしながら仕事をしても,うまくいきません。
そのことで,更にイライラを増幅させてしまっていたのです。
最大限のパフォーマンスを引き出すキーワードは,
「ゆっくり,早く」
「ゆっくり,早く」仕事をすることで,自律神経のバランスを保ったまま仕事ができる。
結果的に最大限のパフォーマンスで仕事ができ,タスクも処理できる。
そうすると,ストレスも少なくなる。
この好循環で仕事ができれば,ストレスは軽減されるはずです。
手始めとして,ゆっくり話すことにします(私はすごく早口)。
また,焦ったときほど,意識して,ゆっくりにする。