「ピンチ、どんとこい!」~「たった2分で、道は開ける」(千田琢哉さん)から学んだこと~
一冊読み終わるとまた一冊読みたくなる,いくら読んでも誰にも迷惑かけない依存性・中毒性を持つ千田琢哉さんの本。
この本で印象に残ったのは次の内容です。
・不幸になるためにピンチが起こっているのではなく,より幸せになるためにピンチが起こっていると感謝すること
・将来著者になろうと燃えている人は,まずピンチをたくさん集めることだ。ピンチに遭遇する度に小躍りするくらいでいい。
・成功者インタビューで話すネタができたとニッコリ笑う。
・当時から将来に本を出すと決めていたから,ピンチが襲ってきたら格好のネタだと考えていた。
私自身色々なピンチがありますし,仕事柄,ピンチに陥っている人にもたくさん会います。
私も含め,多くの人は,どうしても「ピンチに出会いたくない」,「誰かがうまく解決してほしい」等と「逃げ」の姿勢を取ってしまうのではないでしょうか。
しかし,千田さんのように考えれば,「ピンチ,ドンと来い!」という考え方にシフトできます。
「そんな,簡単にできないよ」,「千田さんだから出来るんだよ」と言って否定するのは簡単。
だけど,大事なのは,決断と意識です。
千田さんのように考えようとするという決断。
そしてそれを継続する意識。
それでもピンチはしんどいと思うことがあると思います。
それはそれで仕切り直せばいい。
だけど,決断すらしなければ,何も変わらない。
千田さんの場合は,「当時から将来に本を出すと決めていたから」という目的意識から逆算して,「このピンチはその目的に有効だな」という風に考えられたのではないかと解釈します。
これが,「本を出す」ではなくても,独立する,昇進する,色んな形がありますが,今起きているピンチにフォーカスするとしんどいけれど,その先に大きな目標があれば,そのピンチも歓迎できるということではないでしょうか。
最近,高校生の前で色々話すことがありました。
私が高校時代,教師から理不尽なことをされていたことも,当時はピンチでしたが,今となっては,高校生に話す格好のネタになっています。
高校時代はピンチとしか思っていませんでしたが,当時から広い視点を持てていたら,小躍りできていたかもしれません。