あの人の投稿を見ると、なぜ心がザワつくのか?〜ザワつく投稿は、あなたの姿形を照らす「光」〜
▼誰かのSNSでの投稿を見ていて、心がザワつくことはないでしょうか?
「ザワつく」内容は色んな言葉で表現できるでしょう。
例えば、苛立ち/怒り/腹立ち/嫌悪感。
▼だけど、「何に苛立ったのか?」「何に怒りを覚えたのか?」
考えていくと、意外と簡単には分かりません。
心の奥底にあるものに触れれば触れるほど、
「なぜそういう感情になったのか?」
ということは、簡単には分かりません。
だけど、「感情」が起こるということは、自分の中のどこかに触れたサインです。
photo credit:Lino via pitchpic
▼ザワついた時、選択肢は2つあります。
1.投稿を見た時に感じた”表面的な感情”でストップして、以後投稿を見ないようにする。
2.「なぜそういう感情になったのか?」を見つめ、自分の成長につなげる。
▼例えば、誰かが週末に豪華なランチを食べている様子をアップしたとしましょう。
それを見たあなたが、
「美味しそー!今度行きたーい!」
と思ったのなら、それはザワつきではありません。
▼ところが、 ”なんか”ザワついた。
表面的な感情は、
「僕(私)は休日出勤なのに、のんびりランチなんてイラつくなぁ」
「この人は、自分が幸せだってアピールしたいのかしら。鼻につくわ。」
そんなところでしょうか。
▼選択肢の1つ目、表面的な感情でストップして以後見ないようにするならば、
・Twitterだったらフォローを外すボタン
・Facebookなら「◯◯さんのフォローをやめる」ボタン
をポチッと押せば、以後その人の投稿を目にする必要はなくなります。
最高に便利ですね。
▼2つ目の選択肢、
《「なぜそういう感情になったのか?」を見つめ、自分の成長につなげる》
という場合は、
・その投稿のどういう部分が、
・自分のどういう部分に触れたのか
を探しに行く作業です。
▼先ほどのランチの例で、
「僕(私)は休日出勤なのに、のんびりランチなんてイラつくなぁ」
という感情をきっかけに、例えばこうやってセルフコーチングすることができます。
「僕が休日出勤してることと、あの人がのんびりランチしていることは全然関係ないのに、なんでイラつくのかな?」
→「自分は休みの日にも嫌々仕事を頑張っている。
そんな時に、楽しくされてると、ずるいと感じるのかな。」
→「でもそれって、『皆、自分と同じくらい苦しむべきだ』と思ってるってことだよな。それって、だいぶ哀しい考え方だよな。」
→「もし、僕が好きな仕事をやっていたら、ずるいなんて思わないだろうな」
→「どうやったら仕事を好きになれるかな」
→「そもそも自分の好きって何かな」
→「よし、帰りに本屋でも寄って、好きな仕事をやっている人の本でも買ってみよう」
▼最初は、投稿した「あの人」に対して感情が向かっていました。
それが、セルフコーチングを繰り返すことで、「自分自身」に対して向かっていったのが分かります。
1つ目の選択肢を選んでいたら、絶対にここまでいけません。
▼2つ目の選択肢は、結構痛い作業です。
上の例で言えば、「嫌々仕事をしている」、「『皆、自分と同じくらい苦しむべきだ』と思ってる」という、自分のネガティブな部分に手を突っ込まなければならないからです。
だけど、そこに手を突っ込まなければ、自分に気づき、自分らしさを発揮する原石を埋め込んだままになります。
▼ちょっと、イメージして下さい。
あなたは暗闇に居ます。
あなたが一体どんな姿形をしているか?
それは、光が無いと、分かりませんよね。
光が強ければ、目を背けたり、光を覆い隠したくなるでしょう。
だけど、強い光を浴びてこそ、自分の姿形が、よりハッキリと見えます。
▼SNSで目にしたザワつく投稿は、「光」です。
スキャンダルをシェアしたり、日常の不満を書き連ねる投稿を目にしたとき、あなたの心がザワついたとします。
その光(投稿)で認識できるあなたの姿形は、
「人の悪口は言うべきではない」
「噂話で楽しむのは良くない」
というものでしょう。
このレベルなら、「なんかザワつく」ではなく「こうだからザワつく」と分かります。
この場合は、光を浴び続けるまでもなく、自分自身の姿形が分かっているので、わざわざ不快になる投稿を表示させ続ける必要はないでしょう。
▼問題は、「なぜか」ザワつくという類の投稿です。
その投稿自体は、決してネガティブなものではないし(むしろポジティブなことの方が多い!)、「ここが嫌!」という核心的なものもありません。
だけど、なんか、ザワつく場合。
この光(投稿)は、あなたの心の奥にある、大事な姿形を見せてくれるかもしれません。
▼実は僕にもあります。
僕と目指す方向が似ている人が僕よりも活躍している投稿を見ると、正直ザワつきます。
そこで1つ目の選択肢(投稿非表示)を選べば、今後その人の投稿を見ることはなくなります。
それによって、一時的にザワつくことはなくなります。
だけど、自分の姿形は分からないままです。
▼最初は、ザワつくのが嫌で、1つ目の選択肢(投稿非表示)を選んでいました。
しかし、これではいけないと思い、2つ目の選択肢(自分の奥を見に行く)を選ぶことにしました。
▼自分の姿形を知るために、僕の場合は、コーチングを使いました。
出だしは、「こういう人の投稿を見ると、なんかザワついちゃうんですよねー、何でですかねー」という感じで。
それで、コーチに質問をしてもらっている内に、僕は、羨ましさや焦りを感じていると分かりました。
▼ただ、「漠然と」「全体的に」羨ましさや焦りを感じていたものの、そのザワついた投稿主と全く同じようなことをやりたいかというと、実はそうではないことがわかりました。
つまり、
「あの人はこういう戦略みたいだけど、僕は違う戦略で成長するんだ」
「あの人は今こういう位置にいるけど、僕は僕でやるべきことがある」
「あの人はこれが得意だけど、僕はこれが得意だ」
という風に、自分の姿形が分かりました。
▼その人の投稿は「強い光」でした。
光が強いので、眩しくて、目を背けそうになります。
だけど、その光が強いからこそ、その光で照らされた自分の姿形をハッキリと捉えることができました。
だから、今はとっても感謝しています。
▼あの人の姿形はこうだけど、自分の姿形はこうだ。
そう思えたら、表面上の感情で相手を批判することもなければ、自分を責める必要もなくなります。
「あの人は◯◯だから出来るんだよ」
「自分にも◯◯があればもっと出来るのに」
と思い続けて生きるのって、めちゃくちゃ勿体無いです。
「自分だからこそ出来ることがある」
そう思えるように、意識してみませんか。
「いやいや、それは綺麗事でしょ。自分だからこそ出来る事って本当にあるんですか?」
そう反論したくなったでしょうか。
▼自分だから出来る事を見つけてから、
「自分だからこそ出来ることがある」
と思うのではありません。
順序が逆です。
「自分だからこそ出来ることがある」
と信じることからスタートです。
信じていないものを見ることはできません。
最初はほんのちょっとでも良いです。
そう思って行動していく内に、自分の色んな部分が活かせることに気付くでしょう。
弱みやコンプレックスですら、エネルギーに転換出来る事に気付くでしょう。
そうしたら、
「自分だからこそ出来ることがある」
という思いが強くなります。
▼あなたにとっての「強い光」は、どんな投稿でしょうか?
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