「選ぶ人生」は、カッコイイ〜「あたりまえだけどなかなかできない33歳からのルール」(小倉広さん著)を読んで〜
■「あたりまえだけどなかなかできない33歳からのルール」
小倉広さんの、「あたりまえだけどなかなかできない33歳からのルール」。
小倉さんの本は何冊も読んでおり、大きな学びをたくさん頂いてきました。
この中に、こういう話があります。
カッコ悪いのは「選ばない人生」だ。
「今のオレは仮の姿だ。本当のオレはこんなもんじゃない。いつかスゴいヤツになってやる」。
そう言い訳しながら何もしない。
どんな結論であろうが自分なりに覚悟して自分で人生を「選ぶ」ヤツはカッコイイ。言い訳して「選ばない」ヤツ、人生を「保留」し続けるヤツはカッコ悪い。
ここで言う「カッコイイ・カッコ悪い」は、「どこの服がカッコイイか」みたいな次元ではなく、もっともっと大きな、「生き様」のような話だと理解します。
■「選ぶ」ということ。
「選ぶ」ということは、同時に、他の選択肢を(現時点では)捨てるということ。
Aという選択肢を選ぶという決断は、BやCという選択肢を選ばない、つまり、自らその扉を閉ざすということです。
ただしそれは、選んだAという選択肢について、自らその扉を開けて進むということ。
扉を開けて進むから、具体的な結果が出ます。
具体的な結果が出るからこそ、次のステップに進めるのだと思います。
選ぶことは勇気がいりますが、やっぱり、選ぶ人はカッコイイですよね。
■「選ばない」ということ。
他方、「選ばない」ということは、失敗しない代わりに、成功もしないということ。
その結果、小倉さんの言う
「今のオレは仮の姿だ。本当のオレはこんなもんじゃない。いつかスゴいヤツになってやる」。
という状態になるのではないでしょうか。
「何も選ばない」ことは、現状維持です。
ただし、短期的な現状維持に過ぎません。
「選ばない結果としての現状維持」
それは、長期的には後退を意味します。
横並びだった「選んだ人たち」は先に行き、後から来た「選んだ人たち」に追い抜かされる。
そうやって、相対的に後退していくのだと思います。
■「選ぶ」は「進路変更」ではない。
「選ぶ」と言うと、「進路変更」と誤解しがちです。
しかし、今の場所に留まることを選ぶことだってあります。
だけどそれは、先ほどの「選ばない結果としての現状維持」ではなく、「選んだ結果としての現状維持」です。
自分で選んだ以上、覚悟が違います。
ちゃんと目的があって、選んだ結果として現状維持をするならば、その目的達成のために、現状を最大限生かすはず。
目的もなく、選ばない結果として現状維持をするならば、先ほどのとおり「相対的に後退」を意味するのだと思います。
■選ばなかった自分。
正直に告白すると、僕は、「選ばない結果としての現状維持」をしていた時期がありました。
だけどある時期から、「選んだ結果としての現状維持」に切り替えました。
それまではネガティブな要素にばかりフォーカスしていまいた。
しかしそれ以降は、ネガティブな要素がなくなったわけではありませんが、ポジティブな要素にフォーカスできるようになり、現状を最大限生かそうと意識できるようになりました。
小倉広さんオススメ本。
この2冊を通読したことで、思考がガラッと変わりました。