出来るか・出来ないかで判断していませんか?〜「成功者3000人の言葉」(上阪徹さん著)〜
■ 2つの反応。
「今は出来ていないこと(何らかの分野、習慣、考え方等)」
に直面したり、本や人から見聞きした人は、大別して2つに分かれます。
① 「出来ないよ」と結論づけてしまう人。
② 「今は出来ないけど、やってみよう」と考える人。
■ どう違う?
「出来ないよ」と結論づけてしまう癖が付いていると、日常は、「既に出来ること」「ほぼ間違いなく出来ること」中心になります。
自分の枠から飛び出さない方が、失敗は少ないし、先が見通せます。
出来ない自分に失望することもないし、出来ないことに苦しむ必要もありません。
だけど、「それでいいのか?」ということを、一度考えて欲しいんです。
考えた結果、どういう結論になっても、今のその人にとって、それは100%正解です。
■
100か0で考える必要はないんです。
「今は出来ないけど、やってみよう」と考える人が、何でもかんでもチャレンジするかというと、そんなことはありません。
人によって、10個中9個チャレンジする人もいれば、10個中6個チャレンジする人も居る。
ただ、少なくとも、「できるか・できないか」だけで判断して欲しくないと思っています。
「出来ない。
だけど、出来るようになりたいなら、やってみるしかないよね。
じゃあ、やってみよう。」
とてもシンプルなことです。
やらない理由ばかり並べて、「やってみる」ことを避けるオトナを見て、どう思いますか?
いくつになっても「やってみよう」と思える人を見て、どう思いますか?
失敗しない人は優秀?
失敗する人は無能?
失敗しなかったのは、チャレンジしていないからではないですか?
「やらない」というドアを開けるということは、「出来るようになる」というドアを閉めるということです。
■
上阪徹さんの「成功者3000人の言葉」に出てきた言葉を思い出します。
この本には、これまで上阪さんからインタビューした方の言葉や、そこから得た上阪さんの考え等が掲載されています。
この中で紹介されている言葉が、
「できるかできないか、ではなく、やるかやらないか」
インタビューをされた方の言葉が、こう引用されています。
できるかできないかで判断したら、できることしかやらなくなってしまう。
そして印象に残ったのは、
「今できるかどうか」という発想ではなく、「これを機会に、できないことができるようになるかもしれない」という発想」
という言葉。