”自責の人”になることを薦める理由。
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これまで、
・ 自責の人になる
・ 自分の中に問題を見つける
ということを何度か書きました。
【過去の記事】
・ 自責と他責〜「自分は悪くない」から抜け出し,成長したい〜
■ なぜ自責を薦めるか?
ここで改めて、なぜ自責の人になること、自分の中に問題を見つけることを薦めるのかを書きたいと思います。
■ 思い通りにいかないことはたくさんある。
生きていると、思い通りにいかないことは、たくさんあります。
思い通りにいかないことの方が多いかもしれません。
思い通りに行かないことが良いことか・悪いことかというのは置いておいて、とにかく、思い通りに行かないことは、たくさんあります。
たとえば・・・
(思い通りのこと) (思い通りにいかないこと)
好きな仕事ばかりする ⇔ 好きな仕事ばかりはできない
全員から評価される ⇔ 評価が低い
定時で帰る ⇔ 残業ばかり
完璧な同僚と働く ⇔ 合わない同僚がいる
自分の予定通り仕事をする ⇔ 急ぎの仕事を頼まれた
全員から尊敬される ⇔ 横柄な態度を取られた
雨に濡れない ⇔ 雨が降った
あれもこれも買える ⇔ お金が足りない
挙げればきりがありません・・・。
■ なぜ思い通りにいかないのか?
自責の人でも、他責の人でも、思い通りにいかないことはあります。
その現実を前に、思い通りにいかない”原因”をどこに求めるか。
それが、自責の人か他責の人で違うところです。
■ 他責の人
他責の人、つまり問題の原因を自分以外に見つける人は、納得いかないこと、腹の立つことばかりです。
だって、自分以外のせいで思い通りにいかないわけですから。
分かりやすく言うと、
”自分は悪くないのに、あの人のせいで思い通りにいかない”
こう考えたら、納得いかない、腹が立つのは当然です。
そして、自分は悪くないので、反省はありません。
思い通りの結果を出すための努力にもつながりません。
■ 自責の人
自責の人は、思い通りに行かない原因を自分の中に見つけます。
すると、反省になり、気付きになり、成長になります。
確かに世の中には、不運としか言えないこともあります。
しかし、日常的に起こるようなことなら、自分は全く悪くないということは、あまりありません。
何か、自分の中に問題が見つけられると思っています。
そして、思い通りにいかなかった原因は自分にあるのですから、自分を変える、つまり自分が成長すればいいわけです。
そう考えれば、努力につながります。
現状を変えようというアクションにつながります。
他人や環境のせいにした場合、その他人や環境を変えることは容易ではありません。
小宮一慶さんもおっしゃるとおり、変えられるのは、「今、ここ、自分」です。
これが、自責を薦める理由です。
■ 自責と他責は共存している。
自責・他責の二極で書きましたが、おそらく、自責だけの人・他責だけの人は少ない。程度の差こそあれ、どちらも併せ持っている人が多いと思います。
もちろん僕もそうです。
”常に”自責は、やはり難しいです。
他責の考えが一切浮かばないようにするのも難しいです。
だけど、”常に自責になれないなら努力する意味が無い”のではなく、”常に自責にはなれないけど、自責になれる割合を増やすこと”はできるはずです。
一瞬、他責の考えが浮かぶことはあります。
以前の僕なら、「◯◯のせいで」という言葉が出ていましたが、グッとこらえて、自分の中に問題を見つけるようにしています。
結局これも、意識の問題ではないかと思います。
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