名付けて”オープンスタイルコーチング”
先日、ヨルカフェ Vol.5の開催レポートを書きました。
この開催では、僕が参加者に質問を投げかけ、ホワイトボードを使いながら進めました。こんな感じで。
すると参加者の方から、「オープンスタイルのコーチングという感じですね!」と評していただきました。
このやり方は誰かに習ったわけでもないのですが、そう言われてみると確かにそういう感じで、ハッとさせられました。
■オープンスタイルコーチングと名付ける。
僕が想定するオープンスタイルコーチングはこういう形です。
・数人の参加者がいる(現状2,3名が良いかなと思っています)
・順番に、1人ずつ深堀り(=質問を投げかけて、その方の本当にやりたいことを探っていくこと。)していく
・基本的には僕から深堀り質問(例えば、いくらやっても飽きないことは何ですか?とか)をする
・それに対し、深堀りされている参加者が答える
・並行して、他の参加者からも深堀り質問を投げかける
僕がやっていることがコーチングと言えるかどうかはさておき、オープンに(=人前で)夢や目標を深堀りしていくという作業は、難しい面もあります。
例えば、人前だとなかなか言えないことや、恥ずかしいという思いもあります。
また、深堀りされている人以外の参加者は、もしかしたら退屈かもしれません。
ただ、人数や場作り次第では、オープンで行うメリットも感じます。
■メリット
①「深堀りされる立場」を客観視できる
自分が深堀りされている時は、主観的になります。
他方、人が深堀りされているのを見ると、客観視できます。
それによって、自分が深堀りされる立場になった時、より的確な対話ができるようになります。
②自分に当てはめて考えられる。
深堀りされている人に向けられた時に、「自分だったらその質問にどう答えるかな?」という具合に、自分に当てはめて考えることができます。
③自分も深堀りする側になれる
深堀り質問をするには、頭を働かせる必要があります。
どういう質問をすればうまく深堀りできるのかを考える必要があります。
ですから、自分も深堀りする側を体験することで、自分で自分に対して深堀りできるようになります。
④多様な深堀りができる
深堀りされている参加者に対し、別の参加者も質問を投げかけます。
僕とは視点の違う鋭い質問が出ることも多々あります。
それによって、色々な角度から深堀りできます。
⑤親しくなれる。
深堀りをすればするほど、深い話になります。
すると、参加者同士で共通点が見つかります。
表面的な趣味や好みとは違って、深いところで共通点が見つかると、その分惹かれ合います。
何度会っても浅い話しかしなければ関係は深まりませんが、会う回数は少なくても深い話をすれば一気に関係が深まる可能性があります。
⑥コラボもあるかも。
お互いの「やりたいこと」を話せば、コラボもあり得ます。
例えば、ある参加者は、自分のやっている活動の広報をしたいと考えている。
別の参加者は、インターネットを通じた広報に精通している。
すると、「お手伝いしましょうか」という話にもなります。
ビジネス目当てというより、互いに自分のスキルを提供し合って、共に成長するというイメージです。
■これは使えそう。
こうして整理してみると、今まで明確に意識していなかったメリットが浮き彫りになります。
「1対1が良いかオープンが良いか」という二者択一ではなく、それぞれの特性を意識して使い分けていこうと思います。
とっても良いきっかけを頂きました。