読書の質を分けるポイント~「やる」が原則の人でありたい~
千田琢哉さんの新刊。
- 作者: 千田琢哉
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2012/10/17
- メディア: 単行本
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1 この本から得た発想
この本を読んで浮かんだ発想があります。
それは,本を読んで,「こんなの無理」,「こんなことまでしなくていい」と言って否定してしまうか,「こんな発想があったのか」と肯定して,今日からの行動指針にできるのか。
これが読書の質,本の自分なりの価値を左右する一つのポイントであり,かつ,読書を続ける人とそうでない人の差なのかな,と思いました。
2 本の中身を肯定するか,否定するか。
(1)否定する人
この本には,かなり細かい具体例が書かれています。
それ故,
「こんな細かいことまで気にしてられないよ」
「こんな細かいこと見てる人いないよ」
と思う人がいるかもしれません。
その人は,おそらく,読書をしても行動は変わりません。
したがって,「本を読んでも何も変わらない」と言って読書をやめてしまいます。
(2)肯定する人
「こんな発想・着眼点があったとは!」,「今からでも実践できる具体例満載!」と肯定できる人は,読書によって行動が変わります。
おそらく,この本に書いてあることを実践しても,誰もがその「気くばり」に気付くわけではないでしょう。
ただ,中には,「おっ!」と思う人がいるのだと思います。
その,「おっ!」と思ってくれる人は,同じく気くばりが出来る人で,その人から目を付けてもらうことが大事なのだと理解しました。
3 「やる」が原則の人でありたい。
どうして上記のような意識の差がでるのか。
その一つの理由は,
「やる」が原則,「やらない」が例外の人か
「やらない」が原則,「やる」が例外の人か
という違いだと思います。
後者は腰が重く,自分が望む理想の条件がそろわないとやりません。理想の条件は揃いません。色々やらない理由を付けて結局やりません。
前者は,まずやります。
「やる」が原則の人は,本に書いてあることを「やるんだ」という前提で読んでいるので,実践できる内容を探し,実践した場合の自分をイメージしながら読みます。
実践して,うまくいくと,楽しくなって,また読書したくなります。
4 余談
「結局,仕事は気くばり」というタイトルの,「結局」という文言が好きです。
なぜ好きかはまた改めて。
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