上司が見ている世界は,部下には見えていない。
上司は批判されるものです。
批判の数は,部下の数だけあります。
上司がいくら「上司だからこそ味わう苦しさ」を叫んでも,部下には分かりません。
知識としては分かっても,実感としては分かりません。
なぜなら,部下は,その上司から見えている世界を見たことがないからです。
部下は,上司が見えている世界を見たことがないから,自分の世界から見た「正論」を振りかざします。
部下は部下から見えている世界で,「俺だって大変なんだ」とか「俺の大変さが分かるか」と叫んでいます。
上司は,部下からの批判を受けるし,部下には分かってもらえないし,責任も重い。
だけど,それも全てひっくるめて,上司という役割なのだと思います。
「部下に批判されて辛い」,「分かってもらえなくて辛い」と嘆くより,「部下には分かってもらえないものだ」という前提でスタートした方が,上司としては心穏やかに居られると思います。
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