【改訂版】僕が思う、夢の見つけ方#3〜for you経由のfor meの幸せが何か?を見つける鍵〜
■はじめに
前回、レベル3の夢を見つけるには、for you経由のfor meの幸せは何かを考えるということを書きました。
今日は、それを考える際のヒントを書きます。
長いですが、ちゃんと伝えたくて、何度も何度も書き直しました。
僕が思う、夢の見つけ方#2〜最上位の夢を発見する鍵〜 - 意識的に生きる。
■for you経由のfor meの幸せを見つけた状態
まずはゴール、つまり、for you経由のfor meの幸せを見つけた状態を知っておきましょう。
それは、次のように宣言できる状態です。
私は、世の中に無数にある「人を幸せにする方法」の中で、この方法で人を幸せにします。
なぜなら、その方法で人が幸せになるのを見て、私も幸せになれるからです。
■自己満足を追求しよう。
「人を幸せにする」というとキレイ事に聞こえるかもしれません。
しかし、ただのfor youではありません。
最終的には、for me(自分のため)です。
言うなれば、『自己満足の追求』です。
遠慮することなく自己満足を追求できるのは、それで人を幸せに出来るからです。
自己満足を追求すればするほど、人を幸せに出来るからです。
自己満足を追求できるものが見つかれば、こういう好循環が生まれます。
やっていて楽しい
↓
人一倍の努力が出来る(しかもそれは、嫌なことを嫌々やる努力ではなく、苦にならない努力)
↓
前向きに努力する分、成果が出やすい
↓
さらに楽しくなる
だから、堂々と胸を張って、自己満足を追求しましょう。
■見つけ方のヒント
では、for you経由のfor meの幸せを見つけるヒントをお話します。
■ステップ①〜感動体験を思い出す〜
あなたの過去の中から、
<人から何かしてもらって凄く幸せだったこと、嬉しかったこと、救われたこと、つまり、心が強く動かされた感動体験>
を探して下さい。
例えば、誰かの力によって、
・ マイナス状態からプラス状態に転じた経験
・ マイナス状態から元の平穏な生活に戻れた経験
・ マイナス状態ではなかったけど、大きなプラスを与えてもらった経験
Aという状態だったのが、誰かの力で、Bという状態になった。
そのAとBのギャップが大きければ大きいほど、強い感動体験だったはずです。
感動体験は一つに絞る必要はありません。
(感動体験の例)
・ 自分や家族の大きな病気を医師に治してもらった。
・ 失恋して物凄く落ち込んで、フラフラになりながら立ち寄ったカフェで、美味しいコーヒーと美味しいケーキ、心あたたまる接客に感動した。
・ 友達から、ドラマのようなサプライズをしてもらった。
・ あるお店で食べたお菓子が、ものすっごく美味しかった
・ 美容院でキレイにしてもらえたおかげで、外出が楽しみになった
・ ある先輩の指導のおかげで、仕事で信頼を得られるようになった
さて、何か、思い出せたことはありますか?
その感動体験は、あなたが「された側」の幸せを知っている出来事です。
「された側」の幸せを知っているということは、あなたが「する側」になった時、相手の幸せがよく分かりますよね。
だから、相手が幸せになった姿を見て、自分も強い幸せを感じやすい、つまりfor you経由のfor meの幸せを感じやすいんです。
■ステップ②〜コアを見つける〜
感動体験をいくつか思い出せたという前提で、大切なことをお話します。
それは、
<感動体験と同じこと=for you経由のfor meの幸せを感じられること、と考えるのは短絡的である>
ということ。
つまり、
① 感動体験と全く同じことを自分がすればfor you経由のfor meの幸せを感じられるとは限らない。
② 感動体験と全く同じことを自分がしなくてもfor you経由のfor meの幸せを感じられることはある。
そこでステップ②として、
<感動体験の中で、コアとなる要素を見つける>
ということをやります。
例えば、医師に大病を治してもらったという感動体験の中には、
・ 医療の力で人命を救ってもらった
・ 専門知識で人を救ってもらった
・ 健康の素晴らしさを再認識
・ 家族で過ごす時間の大切さに気付けた
・ 日頃の健康管理の重要性を知った
・ 生きている時間は無限ではないことを痛感した
など、色々な構成要素があります。
そう、感動体験と一口に言っても、その体験の中のどこに感動したかというのが大事なんです。
様々な構成要素を取り除いて、取り除いて、残った上澄みの一滴、これが、その感動体験の「核(コア)」です。
このコアが、for you経由のfor meの幸せを感じられることです。
■コアについて
何がコアかというのは、人それぞれですから、正解はありません。
先ほどの例で、「家族で過ごす時間の大切さに気付けた」という要素をコアだと考えたとします。
すると、その人がfor you経由のfor meの幸せを感じられるのは、医師になって人命を救うこととは限りませんよね。
医師にならなくても、家族で過ごす時間の大切さを伝えて、家族で過ごす時間を作れるような場づくりが出来れば、for you経由のfor meの幸せを感じられるわけです(医師よりそっちのほうが合っているかもしれません)。
例を変えましょう。
「美容院でキレイにしてもらえたお陰で、自分のことを認められるようになった」という感動体験には、
・ 髪型のおかげで自分がキレイに(orかっこ良く)見えた
・ 今までと違う自分になれたようで自信が持てた
・ 今までずっと悩んでいた癖っ毛を活かした素晴らしいアレンジにしてくれた
・ 美容室の雰囲気がとってもオシャレで、行くだけで元気になれた
・ 美容師さんが最高で、いつも元気をもらえた
など、色々な構成要素があります。
「髪型のおかげで自分がキレイに(orかっこ良く)見えた」をコアと考えたならば、分かりやすく自分も美容師になれば、for you経由のfor meの幸せを感じやすい。
他方、実は、偶々きっかけが髪型だっただけで、「今までと違う自分になれたようで自信が持てた」がコアだったとします。
その場合は、そのコアを持った別の活動、例えばそれはネイルサロン、ファッションコーディネーター、服飾デザイナーでもfor you経由のfor meの幸せを感じやすいわけです(むしろそっちのほうが合っているかもしれません)。
このように、感動体験そのものを自分がやれば良いのではなく、その感動体験のコアを見つけてみてください。
■コアをちゃんと見つけられたかを確認する方法。
コアは、自分にしか分かりません。
だから、自分がコアだと思っているものが本当にコアなのかは、自分にしか分かりません。
そこで、本当にそれがコアで正解なのか、検証する方法です。
<今度は過去の感動体験ではなく、今(最近)に目を向けます>
今、何気なくやっていることの中で、そのコアを持った活動はないでしょうか。
もしその活動をやっていて、「確かに言われてみるとfor you経由のfor meの幸せを感じてる!」と思えたら、そのコアは正解である可能性が高いです。
もし今はまだそのコアを持った活動をやっていないなら、まずは小さくやってみてください。
友人相手でも、無償でも良いです。
その方が自分も気が楽ですし、リスクも少ないです。
「これがコアかな」というものがわかってきたら、日常の中に、そのコアを持った活動を、ほんのわずかでも良いので取り入れてみてください。
やればやるほど楽しくなる。
やっていて苦じゃない。
努力を努力とも思わない。
人からは「頑張ってるね」と言われるのに、自分は頑張っている感覚はなく、むしろ好きなことをやっている。
そういう風に思えるようなら、きっとそれはfor you経由のfor meの幸せを感じられる活動です。
■僕の場合。
ちなみに僕の感動体験は、本に救われたこと。
本に書いてあったことを取り入れたことによって、物事の考え方や見え方が変わり、人生が好転しました。
この感動体験のコアは、「言葉(文章)によって人生を好転できた」という要素。
読書そのものが好きなのではなく、人生を好転できたという部分がコア。
ですから、僕がfor you経由のfor meの幸せを感じられるのは、なにも本を書くことに限りません。
最初は本を書くしかないと思っていて、それ以外に、今からやれることを思いつきませんでした。
しかし、コアを意識したら、そのコアを満たせる活動は、他にも講演やセミナー、個人コンサルなど、色々あることに気付きました。
そして、そういう活動を続ける内に、やっぱりあれがコアだったんだと思えるようになりました。
さて、あなたの「感動体験」は何でしょうか?
その感動体験の中の、コアは何でしょうか?