▼昨晩、個人的に、物凄い発見をしました。
これを発見した時、体の奥底の方から、何かがジワーっと沸き上がってくる感じがしました。
もしかしたら、あなたが「本当に好きなこと」「本当にやりたいこと」を発見するためのヒントを差し上げられるかもしれません。
▼今まで僕は、自分自身に対して、「本当にやりたいことは何?」と問い続けてきました。
長い時間を掛けて、人の手を借りて、ようやく見つけた答えは、
「僕が本当にやりたいことは、『意識と努力で人生は好転する』ということを、多くの人に伝えること」。
これが、人生を通して成し遂げたい目的です。
▼この目的を成し遂げるために、
「なぜ自分がこういう思いを持ったのか?」
それを、もっと奥深いところで知る必要があると考えました。
▼そこで、こういう問いを立てました。
「そもそも僕は、一体何が好きなんだろう?」
▼時間を掛けて考えました。
そして昨晩見つけた答えは、
1.書く・話すという表現活動が好き
2.さらに、表現活動に対してポジティブな評価(面白い、文章が上手など)を得られることが好き
3.さらにさらに、僕の表現活動によって、人の心が動くのが好き(感激した、自分も何かやろうと思った、書いてあったことをやってみたら上手く行ったなど)
僕は、
「『意識と努力で人生は好転するんだ!』という”内容”を伝えることが好き」
だと思っていたのですが、
「そもそも、素朴に表現活動が好きだったんだ」
という発見をしました。
▼こう書くとアッサリしてるんですけど、僕の中では物凄い発見です。
だって、それが好きだって、深いところでは自覚してなかったんですから。
▼よく、「好きなこと・やりたいことは、子供の頃に没頭したことにヒントがある」という話を聞きます。
僕は小学校~中学校の頃、マンガを書くのが好きでした。
ただ、マンガ家になりたいとか、マンガに携わる仕事がしたいとは思わないので、
「僕の場合は、子供の頃に没頭したことと、好きなこと・やりたいことは関連しないんだな」
と、ずーっと思っていました。
▼ところが、違ったんです。
僕の好きなこと・やりたいことの『本質』は、小学生の頃からずーーーーっと変わっていなくて、過去に時期を変えて没頭していた幾つかのことが、全て同じ『好き』という糸でつながっていたことに気付いてしまったのです。
これに気付いた時、走馬灯のように過去のことが思い出され、なぜかちょっと泣けてきました。
▼ここから、「全て同じ『好き』という糸でつながっていた」ということを、お話しします。
あなたにも、きっとあるはずです。
「僕(私)の場合はどうだろう?」と考えながら読んでみてください。
痛々しい過去も含めて書きます。
だけどちょっと長いので、無理に読まないで下さいね。
photo credit:Lino via pitchpic
■小学校~中学校
▼小学校、中学校の頃の僕は、まぁイケてませんでした。
▼勉強もダメ(定期テストの点が悪すぎて、溝に捨てて帰ったり自宅の引き出しの奥に隠していました。)、小学校の時に入っていた町内のソフトボールチームでは、下級生がレギュラーになって、僕はいつもベンチ。
監督(=町内の子供のお父さん)からは、毎週、人格を否定され続けました。
▼中学になってサッカー部に入りましたが、あまりに下手で、恥ずかしさに耐え切れず1年で辞めました。逃げたのです。
▼そんなダメダメな僕は、一人っ子で、家に遊ぶ人が居ないというのもあり、いつの間にかマンガを描くようになっていました。
最初はドラゴンボールなどのキャラクターの模写だったのですが、その内オリジナルストーリーで、ヒーローが闘う話を描くようになりました。
▼中でも没頭していたのが、スポーツマンガ。
現実では全く思うように行かない自分をヒーローにして描きました。
そう、思い通りに行かない現実とは違って、マンガの世界の中だけは、僕は一番上手くて、ヒーローで、僕の思い通りでした。
▼誰に見せるでもなく、ただただ、毎日夜遅くまで書き続けました。
親から、「もう寝なさい!」と怒られたのを思い出しました。
▼現実ではイケてないから、せめてマンガの中だけではカッコよくありたいという現実逃避。ちょっと痛々しいです。
▼今思えば、僕の表現活動の原点は、この頃にありました。
■大学
▼高校時代は表現活動から離れたものの、大学に入って、初めてPCを買いました。
今から15年前です。
▼当時はSNSは発達しておらず、ブログをやっている人と言えば、自作でHPを作ったり、限られたブログサービスを使う程度。
ネット上で発信している友達は2人位しかいませんでした。
▼僕は、名前がどうしても思い出せないのですが、何かのブログサービスを使ってブログを始めました。
すると、身近で起きた面白い話や、時事に関して思うことを書いた記事が、人気記事にランクインしました。
そして見知らぬ人が、「文章が秀逸です!」とか「思わず笑ってしまいました!」といったコメントをしてくださいました。
これには飛び上がる程感動しました。
その後別のブログサービスでも、考えていることや日常生活のことを継続的に書き続けていました。
▼当時、とっても辛い時期がありました。
誰にも言えない。だけど吐き出したい。
心の中で黒く渦巻く感情を抑えられず、Yahoo!のジオシティーズというサービスを使って、自分でHTMLを勉強しながらHPを作りました。
そこにひたすら、辛い気持ちを書きまくりました。
匿名でしたし、アクセス数なんて全く気にしません。
▼そこは、いつ、どんな時でも、どんなことでも、僕が僕を表現できる場。
心の拠り所のような場所でした。
■大学院〜弁護士になるまで
▼ブログサービスでブログを書いていました。
匿名で、日々感じたこと・考えたことを中心に書いていました。
▼大学院卒業を間近に控えた頃から、やや遅ればせながらmixiを始め、よく日記を書いていました。
友人に見られるので、自由に表現できていたわけではありません。
それでも、自分が書いたことに共感してくれたり、面白いと言ってくれることが、とっても嬉しかったです。
▼司法試験の合格発表前、「合格したら、勉強のノウハウをネット上で公開しよう!」と思っていました。
合格後は忙しくてそれどころではありませんでしたが、思いはありました。
■弁護士になってから
▼毎日忙しく、余裕もなかったので、表現活動からは離れていました。
・・・と思っていたら、昔やっていたブログを何年かぶりに検索してみると、弁護士1,2年目も断続的にですがブログを書いていました。
仕事で感じたことや自分の不甲斐なさや成長について書き綴っていました。
読み返すと、かなり恥ずかしいです。
▼そこから3年ほど表現活動からは遠ざかるのですが、弁護士5年目に入った頃から、少しずつ仕事も慣れて、自分でコントロールできることが増えてきました。
同時に、社会人になってから膨大な本を読み、それを実生活に生かすことで、自分の仕事や人生が好転していくのが分かりました。
そうする内に、
「もっとこういう風に考えたらいいのになぁ」
「こういう人って、仕事できるよなぁ」
と思うようになり、自分の考えや気付きを表現したいと思うようになりました。
▼そして2012年7月13日、このブログを始めました。
弁護士2年目まで書いていたブログの最後の記事が2009年7月でしたから(なんという偶然!)、丁度丸3年の空白。
今日現在で634記事。
日記とか旅行記のようなものは一切書かずに、3日2記事のペースで書き続けてきました。
▼書いても書いても、書きたいことは枯れません(質は置いておいて)。
毎日、書きたくて書きたくて仕方ありません。
■一本の糸でつながっている。
▼小学・中学校時代、自分をヒーローにしていたマンガ。
大学時代、書きたいことを書いていたブログと、辛いことを吐き出していた自作HP。
大学院時代〜弁護士になるまで、喜怒哀楽を表現していたmixiと匿名ブログ。
司法試験に合格したら書こうと思っていた、勉強術。
弁護士になって約2年間、思いの丈を書き記していた匿名ブログ。
弁護士5年目から学びや気付きを書き続けている、このブログ。
こうやって思い返すと、僕は、ずーーーーっと文章(幼いころはマンガ)で表現してきました。
それも、「こんなことがありました」という記録よりも、僕はこう考えます、こう思います、ということを書いてきました(マンガはマンガですけど)。
こうやって改めて並べてみると、小学生以来、表現活動から遠ざかっているのは、高校時代3年間と、弁護士2年目の途中~5年目の途中までの3年間、合計6年間だけ。
▼僕にとって、文章で表現するとは何か?
それは、自分の中のエネルギーを放出する活動です。
エネルギーがある場所に、それを文章にしたい欲求が生まれました。
現実はどうであれ、自分を表現できる、もっと言えば、いつも主役でいられる場所。時にそれは、心の拠り所。
それが、文章の中です。
その背景には、色んな心理があるのだと思います。
だけど、理由はどうであれ、僕はずーーーーっと表現活動が好きだったと発見しました。
今は、文章に加え、話すことも同じです。
▼そして、表現活動(書いたこと、話したこと)に対してポジティブな評価を得られることが好きです。
▼さらに、僕の表現活動(書いたこと、話したこと)によって、人の心が動くのが好きです。
これが、
「僕が本当にやりたいことは、『意識と努力で人生は好転する』ということを、多くの人に伝えること」
につながっている気がします。
▼ようやく、自分の「好き」が分かりました。
まだまだ荒削りな発見ですが、原石を手に入れた気分です。
今までも、「マンガを描くのが好きだった」という記憶はあったのですが、「マンガ」という対象に引きずられていました。
なぜマンガを描いていたのか?
その本質に気づいた時、色んな記憶がバァーっと蘇りました。
これに気づくのに、少なくとも3年掛かりました。
▼ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
さぁ、次はあなたの番です。
あなたの「好き」は何でしょうか?
あなたがずーーーっと好きだったこと。
▼行為レベルで考えると、なかなか見つかりません。
つまり僕で言えば、「マンガを描くのが好きだった」という行為レベルでは、今につながりが薄いので。
その時々の自分が、何に没頭したか?
そして、なぜ没頭していたのか?
その本質を見ようとする意識が、「好き」を見つけるトリガー(引き金)になります。
なんだか、ワクワクしてきましたね。
あなたの話、ぜひ聴きたいです。