意識と行動で人生は好転する!

弁護士×プロコーチ×セミナー主催者のパラレルワーカー新井玲央奈のブログ。

【レベルUP質問力①】質問を誤れば、その質問の意味すらなくなる。




  • 質問が明確で、
  • 相手がその質問の意味(←意図ではありません)を正確に理解して、
  • 相手がその質問に対して的確に回答する意思と、回答できる内容を持っていれば、質問に対する回答が返ってきます。

 ▼ここで重要なことがあります。

 それは、

 「質問したことに対する回答は得られるが、質問していないことに対する回答は得られない」

ということ。

 だって、聞かれてないんだから、答えるわけがありません。

 

▼ということは、質問設定自体を誤れば、本来欲しかった回答が得られないということ。

 ですから、質問する側には、「的確な質問をする」という力量が問われるわけです。

 

▼したがって、質問・回答に必要な要素は、

  1. 質問設定が的確であること
  2. 質問が明確であること(①をちゃんと伝えるということ)
  3. 相手がその質問の意味(←意図ではありません)を正確に理解すること
  4. 相手がその質問に対して的確に回答する意思と、回答できる内容を持っていること 

有効な答えを引き出せなかったのなら、その原因は、

  • 質問を誤ったか(上記1か2の問題)
  • 聞く相手を誤ったか(上記3か4の問題)

 どちらかです。

 間違っても、相手のせいにしてはいけません。

  

▼アインシュタインの名言があります。

 もし自分が死にそうになって、助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、最初の55分は適切な質問を探すのに費やすだろう。

名言ナビ - もし自分が死にそうになって、助かる方法を考えるのに

 質問設定がいかに重要か、そして、質問自体が誤っていれば回答も誤るという端的な言葉です。

f:id:happylife_r:20150227181240j:plain

▼そもそも質問設定自体を誤ってしまったという苦い経験が何度かあります。

 例えば、ある手続について、こう尋ねました。

 「Aという手続きのやり方は、こうですか?」

 相手は、「そうです」と回答してくださったので、それで進めようと思いました。

 ところが後になって、実は、同じ目的を達成するには、Aという手続以外にBという手続きがあり、そっちのほうが簡単だと分かったのです。

 

▼僕が「Aという手続きのやり方は、こうですか?」と尋ねたのですから、相手の回答は何も間違っていません。

 僕の質問設定が的確ではなかったのです。

 最初から、「こういう目的を達成したいのですが、どういう手続がありますか?」と聞くなり、本やネットで調べれば良かったのです。

 

▼幸い問題は起きませんでしたが、質問設定の重要性を認識しました。