「考え方」が「行動」につながっていますか?~『器の大きい人、器の小さい人』(中谷彰宏さん著)を読んで~
▼中谷彰宏さんは出版ペースが尋常では無いので、さすがに毎回は買いません。
・・・と言いつつ、今月出た2冊を買いました。
▼中谷さんの本は、馴染みの定食屋です。
奇抜なメニューや店構えではありません。
しばらく行っていないと、「そろそろ行きたいな」と思えてきます。
いつ行っても、ベーシックで外れのない味。
どれだけ久しぶりでも、店主が笑顔で話しかけてくれる。
そんな感じです。
「ベーシック」は「変わらない」ではありません。
いつの時代でもベーシックと思われるように、変化し続けているものです。
▼『器の大きい人、器の小さい人』
自分の器の小ささに愕然とする毎日です。
器の大きい人になりたいので読みました。
▼参考になる話が多かったのですが、ここでは一つご紹介します。
器の小さい人は、ポジティブ・シンキングが好きです。
「なんでもいいように考えるんです」と言います。
(中略)
器の大きい人は、ポジティブ・シンキングではなく、ポジティブ・アクティングができます。
重要なのは、そのあとどう行動するかです。
(中略)
動詞には、
①THINK動詞
②DO動詞
の2通りがあります。
器の小さい人は、日常の会話でTHINK動詞が多いです。
「結局何をやればいいか」というのがありません。
器の大きい人は、DO動詞が多いのです。
常に、会話の中に「具体的にどういうアクションをするか」というのが入っています。
(中略)ポジティブ・シンキングでとまっている人は、シンキングばかりして具体的なアクションが伴っていません。
これが、器の小さい人なのです。
▼これは正直ドキッとしました。
本や人から、「あ、これはいいな!」と思う考え方を学びます。
すると、言いたくなるんです。
本や人から学んだ”凄い考え方”を披露すると、なんだか自分がちょっと凄い人になった錯覚を覚えます。
だけど、そこに行動が伴わない限り、『虎の威を借る狐』状態なんですね。
▼行動が伴っていないのに、高尚なことを言う人がいます。
高尚なことを言った途端、周りは「いやいやいや」と心の中でツッコんでいます。
▼高尚なことを言うからには、それに見合った行動が必要です。
「あの人はいつも、言うことは大きいけど行動が伴ってないよね」と思われてしまったら、毎回心のなかでツッコまれてしまうんです。
▼僕は、自分で行動してみて効果があったことを人に話すように努力しています。
言っていることと、やっていることの差が開けば開くほど、信頼を失うと思っているからです。
▼とは言いながら、実際できていないことの方が多いので、この本を思わず手にとってしまったわけです。
日々、精進したいと思います。
■今日のトリガークエスチョン
あなたの人生の歯車を回す、トリガー(引き金)となる質問をします。
Q,あなたがよく話す言葉は、THINK動詞とDO動詞、どちらが多いでしょうか?
■メッセージ(全力で読ませていただきます)
トリガークエスチョンへの回答、気付き、考えたこと、疑問に思ったこと、感想等々、お送りください。