理想とする人生を歩むために、必ず必要な1つのこと。
■大切なこと。
僕のセミナーや個人コンサルは、「本当にやりたいことを見つけよう!」というのが一貫したテーマです。
やりたいことの見つけ方のノウハウは色々あります。
だけど、ノウハウの前に、まず絶対に必要なことがあります。
それは、「『理想とする人生を歩みたい!』という欲求を持つこと」です。
「そういう欲求なら、誰でも持ってるんじゃないの?」と思われたかもしれません。
だけど、ここでいう「欲求」は、「こうなったらいいな」「楽して実現できたらいいな」というレベルではありません。
もっと強く、本気で望みます。
理想とする人生を歩むために、相応の努力(ただしその努力は辛いものであってはいけません。)をするという覚悟を伴った欲求です。
「こうなったらいいな」というレベルで考えている人は多いと思いますが、本気で望んでいる人はどれ位いるでしょうか。
たとえば、サッカーを例にします。
「うまくなれるんだったらうまくなりたいな」と思う人はたくさんいるはずです。
日本代表に入れるんだったら入ってみたいなと思う人はたくさんいるはずです。
だけど、強く、本気で、日本代表に入るために相応の努力をするという覚悟を伴った欲求を持っている人に限定すれば、格段に減ると思います。
先ほど言った「欲求」は、そういう次元の話です。
■自分なりの「理想とする人生」
先ほどの「理想とする人生」の部分には、人それぞれの表現が入ります。
例えば、
「毎日ワクワクする人生」
「穏やかで、平穏無事な人生」
「自由な人生」
色々あると思います。
■ポイントが2つあります。
①自分なりに、「こういう人生最高!」と思える表現を考えて下さい。
②できる・できないの次元ではなく、やりたい・やりたくないの次元で考えて下さい。。
■具体的な話は、手段。
どういう仕事に就いて、収入がどれくらいあって、どういう場所に住むかとか、そういった具体的なことは、先ほど考えた「理想とする人生」を実現するための手段です。
目的は、理想とする人生を歩むことです。
手段が目的化しないように注意が必要です。
■まとめ。
以上をまとめると、こうなります。
①目的である、自分なりの「理想とする人生」を定義付けます。
ここは抽象的で良いです。
②その「理想とする人生」を歩みたいという強烈な欲求を持ちます。
③具体的なこと(手段)を考えます。
具体的なことを考えるときは、常に「理想とする人生」とのつながりで考えなければなりません。
つまり、ただ「どういう仕事に就いたら良いだろう?」と自問するのではなく、「どういう仕事に就いたら、理想とする人生に近づけるだろう?」と自問すべきです。
理想とする人生が何かハッキリしない時の一つの打開策は、まずは、自分が好きなこと、やりたいことを、ひたすらリストアップすることです。
そうすると、「自分はこういう人生を送りたいのかも…」という輪郭が見えてきます。
最初は暫定的でも良いです。
■ワガママじゃないか?
理想とする人生を歩みたいという欲求を持つ。
これを聞いて、
「それってワガママなんじゃないの?」
と思われたでしょうか?
しかし、理想とする人生を考えていくと、その理想は、おそらく、人を犠牲にしたり、ひとりよがりな理想ではないはずです。
必ず、他の誰かを幸せにするという部分が含まれているはずです。
それならば、自分が理想とする人生を歩むことができれば、誰かを幸せできるし、社会に貢献できることになります。
ですから、理想とする人生を歩みたいという欲求を持つことは、ワガママでもないし、ダメだと言われることではないんです。
ぜひ、どんどん欲求を持って下さい。