「いつも新しい人」は魅力的〜「松浦弥太郎の仕事術」を読んで〜
■尊敬する、松浦弥太郎さん。
大好きな松浦弥太郎さん。
以前から愛読していましたが、BRUTUS「松浦弥太郎の男の一流品カタログ」を読んで松浦さん熱が再燃しました。
この本は面白いです。ページをめくる度に興奮します。
最近読んだ「松浦弥太郎の仕事術」に、「確かに!」と思わずにはいられない話がありました。
今まで出会った中で、とくに好きだと感じる人、ずっと付き合いたいと思う人はいます。
彼らは、みな「いつも新しい人」でした。
年齢を重ねていても子どものように無邪気で、素直で、人間としての鮮度がよい人。
初々しさを忘れず、いつもチャレンジを重ね、昨日の自分に安住しない人。
そう言われてみると、僕が、
・この人はステキだなぁ
・この人は魅力的だなぁ
と思う人は、確かに「いつも新しい人」です。
例えば、たった1ヶ月会わなかっただけでも、
・今、こういうことにチャレンジしてます
・今度こういうことやってみようと思います
・こういう課題があるんですけど、どう思いますか?
という具合に、新しい話がどんどん出てくる。
前回話した時と比べて、たとえわずかでも進化を感じさせる人。
例えば、人からちょっと耳の痛いことを言われても、「なるほど、確かにそうですね」と素直に受け入れられる人。
松浦さんの言う「鮮度がよい人」というのは、そういう人を言うのではないかと思います。
■話題や情報ではない。
これは、話題が豊富とか情報通というのとは違います。
話題や情報は、あくまでも知識です。
どんなに鮮度のよい情報を仕入れても、その人自身の鮮度には必ずしも比例しません。
■「いつも新しい人」の前提。
人によっては、「いつも新しい人」を、「気が多い」「我慢が足りない」「飽き性」だと思うかもしれません。
しかし、「いつも新しい人」は、ちゃんと、一つ一つ片を付けながら進んでいる人だと思うのです。
ただし、一度やったら最期までやり切るという意味ではなく、勇気ある撤退もする。 要は、どれも中途半端にしない。
そして、周りを振り回して迷惑を掛けるようなこともしない。
そういうことが前提にあるように思います。
■安定
他方で、いつ会っても、今ひとつ変わり映えのしない人もいます。
ただ、それは「安定」であり、安定こそ幸福だという考え方もできます。
もっとも、「いつも新しい人」が安定していないかというとそういうわけではないと思いますが。
■最後に。
結局、どの生き方が正解という訳ではなく、人それぞれの自由であり、好みであり、選択でしかないのだと思います。