■僕の経験談。
先日、「積極的な諦め」について書きました。
【書評掲載中】負けを生かす技術(為末大さん)〜「積極的な諦め」で人生を切り拓く。 - 意識的に生きる。
今日は、実際に僕が、「ワクワクする毎日を送るために積極的に諦めた」という経験を書きます。
■共催で得た財産。
長期間に渡り、3人で共催しているセミナーがあります。
3人とも同じ方向を向いているのに、良い意味で個性はバラバラ。
それまで1人でやることばかりだった僕は、共催によって多くの気付きを得ました。
その過程で、
「あぁ、この土俵では勝負しないほうが良さそうだな」
「この土俵なら勝負できそうだな」
というものがおぼろげながら見えてきたんです。
簡単に言うと、自分のキャラや強み・弱みが分かってきたっていうことです。
「今更分かったのか」と思われるかもしれませんが(苦笑)
そして、「この土俵では勝負しないほうが良いな」という部分については潔く諦め、自分が勝負できそうな土俵の力を伸ばすことにしました。
これが、積極的な諦めです。
それでも、「ワクワクする毎日を送る」という目的は見失っていません。
その目的達成のために、積極的に諦めるんです。
■全部入りのスーパーマンは目指さない。
1人でセミナーをやっていた時は、「なんでもやれるスーパーマン」を目指していました。
しっかりしていて、親しみやすくて、憧れられるような人で、ある種の近寄りがたいオーラがあって、賢くて、笑顔も多くて、気が利いて、爽やかで、それでいて厳しくて、でも面白い…等々、もう、全部入りって感じです。
だけど、自分には自分の適性があるんですね。
共催でやってみて、
「親しみやすさという土俵では勝負できそうにない」と思いました。
「ポジティブオーラという土俵でも勝負できそうにない」と思いました。
他にも色々ありました。
親しみやすさやポジティブオーラは要らないという意味ではありません。それはあった方が良いです。出来る限りの努力もします。
だけど、そこを伸ばしても、そう簡単には「強み」といえるレベルにまで昇華できそうにない。
それなら、勝負できそうな土俵を伸ばす方が自分に合っているし、うまくいく可能性が高い。
苦手な分野は、どれだけ頑張っても、プラスマイナスゼロ、あるいは小さなプラスにしかならないと考えています。
ですから、大きなプラスになりそうな部分に注力した方が良いと思うわけです。
無論、最低限のスキルはクリアするのは大前提です。