■「良かった」と思ってみる法。
先日、プラスの評価を与えると良いことが増えるということを書きました。
良いことが増える考え方の基本〜プラスもマイナスも自分の捉え方次第〜 - 意識的に生きる。
問題は、「どうやってプラスの評価を与えるか」です。
僕は、1つの方法として、
「『良かった』と思ってみる」
という方法を実践しています。
これも、和田裕美さんの新・陽転思考から学んだ「考え方の基本」であり、実際に使ってみることでクセづけすることができた考え方です。
目の前の事実に対して、「良かった」と思ってみます。
すると、何が起こるか?
「なぜ良かったと言えるの?」と勝手に頭が働くんです。
そして、頭は、「なぜ良かったと言えるのか?」を自動センサーのように探し始めます。
つまり、「ポジティブスイッチがON」になります。
良かった探しをしている間は、「なぜ良くないのか?」は考えていません。
すると、わずか一欠片かもしれませんが、「良かった」の原石が見つかります。
■例えば。
月曜日、あるいは連休明けに仕事に行くのが辛いと感じる人は少なく無いと思います。
「明日から仕事だ」いう夜に、「あぁ、明日からまた仕事だ…嫌だな」と思うとします。
すると頭は、「なぜ嫌か」を探し続けます。
そしたら、嫌な理由はたくさん出てきます。
「嫌だな」と思うことで、ネガティブスイッチがONになるんです。
反対に、「明日からまた仕事だ、良かった!」と思ってみます。
すると頭は、「なぜ良かったと言えるのか?」を自動センサーのように探し始めます。
その結果、人それぞれ、「良かったと言える理由」が見つかるはずです。
「良かった」と思うことで、ポジティブスイッチがONになるんです。
誰かに注意された時、企画がうまくいかなかった時、ミスをした時など、色んな場面で使えます。
もちろん、ミスをして迷惑を掛けた相手に「良かったです」と言ったら叱られます。頭の中で考えるか、一人の時に口にだしてください。
「良かった」と思うのは、現実から目を背けるためでも、問題をウヤムヤにするためでもありません。
むしろ、積極的に問題を解決して、今後に生かすための思考です。
問題に真摯に向き合わずに「良かった」と言っていたら、無責任と捉えられかねませんので注意です。
■やってみて損はない。
よかった探しをした結果、確かに「良かったと言える理由」は見つかった。
だけど、「良くないと言える理由のほうが圧倒的に多い!」という場合だってあります。
それでも、「嫌だ嫌だ」と思って過ごすより、一欠片でも「良かった」と思える部分にフォーカスして過ごした方が、人生が豊かになると思うわけです。
これも、自分がどういう生き方をしたいかという選択です。
■質問の威力。
アインシュタインは、
「もし自分が死にそうな状況になって、助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、最初の55分は適切な質問を探すのに費やすだろう」
と言ったそうです(出典:「野口則嘉公式ブログ」)。
それだけ、質問が大切だということです。
質問によって、思考のスイッチが入ります。
「なぜ良かったと言えるの?」という質問で、スイッチを入れます。
そのスイッチを入れるために、まず「良かった!」と思ってみる。
一度、試してみませんか?