自分に足りないものを補う方法は?〜つらいときに群れるな、本を読め〜
■足りないものを補う。
僕は、新しく取り組むことや課題にぶつかる度に、本を読みます。
目的は、自分に足りないものを補うため。
これまで、時間管理術、手帳術、講演ノウハウ、話し方、心の持ち方、キャリアの築き方、目標の見つけ方などなど、これまでたくさんの課題にぶつかり、少しでも足りないものを補おうとしてきました。
補っても補っても、「これでもか!」という位、足りないものが出てきます。
つい先日も、コーチングについて興味があったので、4,5冊買い込みました。
(無いものではなく、有るものに目を向けて感謝しましょう、という話とは少し違います)
■ どうして本から学ぶのか?
例えば、時間管理能力が足りない場合。
いくら自分の頭で考えても、思いつく時間管理術は、数も質も知れています。
思いついた方法を試して、別の方法を考えて、また試すということでは膨大な時間と労力も掛かります。
他方、本には、その著者が、膨大な時間を掛けて培い、「これだ!」と思う時間管理術が書いてあります。
もちろん絶対的な正解ではないですが、その著者や出版社が「本に出来る」「売れる」と思うほどの時間管理術ですから、検討に値することは間違いありません。
少なくとも、僕の頭で考えるより良い方法である可能性はかなり高い。
自分の頭で考えた5つの方法を試すより、5冊の本から学んだ5つの方法を試した方が、断然成功の確率は高くなると思っています。
こういう理由から、僕は本から学びます。
要は、効率的に学べるところは学んでしまって、時間と労力を掛けるべきところに注力したいという考えです。
■ 悩んだときは、本を読む絶好のチャンス。
悩みがある時。
友達に話すことで解決する場合もあれば、話して一時的に楽になっても本質的な問題は解決しない場合があります。
後者の場合は、人に話して一時的に発散している場合ではなくて、本屋に行って、何冊か買い込んで読めば良いと思っています。
発散することで、「ま、いいや」と先送りしてしまったり。
「皆そこまで考えてないし」と安心してしまったり。
一生懸命相談している内に、なんとなくやりきった感じになってしまったり、悩むことに疲れてしまったり、
僕にはそういう経験があるので、本を読むことを意識しています。
僕は、何かにチャレンジする時、不安もありますが、嬉しくもあります。
「あぁ、これでまた新たな分野を学んで、成長できる」と。
尊敬する千田琢哉さんも、「つらいときに群れるな、本を読め」という名言を書いておられます。
■ 本か人か。
こういう話をすると、「自分は本ではなく、リアルな人から学ぶ」という意見を言われることがあります。
僕は本と人を択一的に考えているわけではなく、両立すると考えています。
本から学ぶこともできるし、人から学ぶこともできます。
だけど、一つの大きな違いは、手軽さです。
課題にぶつかる度に、その分野に長けた人に教えを請うというのは、僕はかなり難しい。いつ会えるかもわかりません。
ところが、本なら、誰に遠慮することもなく、自己の都合で学べます。