(講演録)ワクワクする毎日のためにやっておくべき10のこと【①自分の幸せの基準を考える】
この記事は、2014年4月3日、同志社大学において、「僕が大学生に戻れたら、必ずやる10のこと」と題して、約50名の学生に対して僕が行った講演を再現したものです。
大学生向けの講演だということはあまり考えず、「本当にやりたいことを見つけ、ワクワクした毎日を送る。その土台作りをしよう。」という方に是非お伝えしたいことです。
※講演のため、表現が浅い部分もありますが、あえてそのままにしてあります。
(つづき)
―誰もが、幸せになりたい。
この中で、幸せになりたい人手を上げて下さい
(大多数が手を挙げる)
なりたいよね。
挙げてない人も、「私は不幸な人生を送りたいんです」なんて強者はいないと思うので、幸せになりたいと思っているはずなんですよ。
―幸せになりたい。だけど何が幸せか分からない。
仕事、家庭、財産、教養、趣味、健康。
人生を構成する要素は、だいたいこの6つに集約されます。
さっき手を上げてくれた人の中で、仕事、家庭、財産、教養、趣味、健康を始めとする人生を構成する要素について、
『どうなれば幸せか?』
『どういう状態が幸せか?』
『どういう生活が幸せか?』
これを明確なイメージを持っている人は少ないはず。
例えば、私はこういう仕事について、こういう人を助けたい。
この次元での幸せは描けているかもしれない。
だけど、もっと具体的に、どういう仕事をして、どれくらいの規模の会社で、週何日、一日何時間、どういう勤務体系で働いて、家族がいるかどうか、どれくらい休んで、どういうところへ旅行して、どういう家に住んで、どれくらい年収があって、どういう仲間に囲まれるか。
そういうところまで明確に考えている人は少ないと思う。
考えられていても、多分浅いと思う。
つまり、「幸せになりたい。だけど何が幸せか分からない。」という状態。
そういう状態だと、今後進む方向が分からない。
どういう職業に就きたいか分からない。
ある職業に付きたいと思っていても、どういう仕事をしたいか分からない。
そういう状態だと、進むべき方向が定まらない。
―不思議の国のアリス状態。
皆さん、昔、不思議の国のアリスって習いました?英語か何かで。
その中に、こういう話があります。
アリス:私はどちらの道に行ったら良いか教えていただけませんか。
猫:そりゃ、おまえがどこへ行きたいと思っているかによるね。
アリス: どこだってかまわないんですけど・・・
猫:それなら、どっちに行っても同じことさ。
どこに行きたいかと聞かれて、どこに行ったって構わんという答えになるなら、右にいこうが、左にいこうが、どっちだって一緒だよという話。
これを、先ほどの、「幸せになりたいけど、何が幸せかわからない」という話にあてはめると、
アリス:私はどちらの道に行ったら良いか教えていただけませんか。
→ 私は幸せになりたいのですが、どちらの道に行ったら良いか教えていただけませんか。
猫:そりゃ、おまえがどこへ行きたいと思っているかによるね。
→ そりゃ、あなたが何を幸せと思っているかによるね。
アリス: どこだってかまわないんですけど・・・
→ なんでもかまわないんですけど・・・
猫:それなら、どっちに行っても同じことさ。
→ それなら、どっちに行っても同じことさ。
幸せになりたいけど、何が幸せかわからないというのは、このアリスの状態だと思ってください。
だから、自分の幸せの基準を考える。
―「人の」基準は関係ない。
「自分の」を強調するのは、対をなすのは、「人の」幸せの基準。
世間は、マイホームを買って、家族をもって、車をかって、安定した職業につく。こういうのを世間は幸せだというんだけど、全くそんなものに従う必要はなくて、自分が心から幸せだと思えるならそれでいい。
それを、考える。
ー難しく考えない。完璧も求めない。
ただ、難しく考える必要はないです。
あと、完璧を求める必要もない。
幸せって何かなぁって机でウンウン唸っていても、出ません。
今後、必ず基準は変わります。社会にでると、変わる。僕もたくさん変わりました。だから、完璧を求める必要はない。
あくまでも、現時点でのベストであり、暫定的な基準。
「どうせ変わるんだから、今適当に決めておけばいい」じゃなくて、現時点で最高と思えるものを考えて欲しい。
(つづく)
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