島田紳助さんが売れるためにしたこと~そこから学ぶ,デキる人のシステムをコピーする技法~
- 作者: 島田紳助
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 259回
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引き込まれる本です。
島田紳助さんは自分をプロデュースし,場当たり的に売れたのではなく,徹底した戦略に基いて「予想通り」売れたというのがわかります。
「自分だけの教科書」
島田紳助さんは,漫才の世界に飛び込んでまず何をしたか。
それは,「自分だけの教科書を作る」ということだそうです。
「どうしたら売れるのか,どうしたら世に出られるのか」ということを知るためにです。
具体的には,「『オモロイ!』と思った漫才師の漫才を,片っ端からカセット・テープに録音」して,「繰り返し再生して上に書き出していく。書き出すことで,なぜ『オモロイ!』のかがだんだんとわかってきた」そうです。
こうやって「自分だけの教科書」を作ったそうです。
まとめると簡単になってしまいますが,それは膨大な時間と集中力,そして本質を突く力が必要だったことは想像に難くありません。
ここから学んだこと
1つ目は,すごい才能の持ち主である島田紳助さんでさえ,それだけの努力をしていることが分かったこと。
2つ目は,自分だけの教科書は,あらゆる場面に応用できるのではないかということ。
面白い漫才に理由があるように,魅力的な人,仕事がデキる人,結果を出す人には理由があるはずです。
紳助さんは,「自分が面白いと思った人をどんどんコピーして下さい。ただし,ネタではなく,システムをね。」と述べておられます。
仕事でも,「システム」をコピーすること。
そして,「システム」をコピーするために,出来るだけ多くのサンプルを,出来るだけ深く掘り下げる作業が必要なのだと思います。
また,興味深いのが,「面白いけど,自分にはできないな」という漫才を研究しても仕方ない。研究すべきは,「これ,俺が友達を笑かす時のパターンだ」,「普段,俺が人を笑わす時の喋り方だ」という,「これ,俺と一緒だ」という漫才を研究するという話。
仕事でも,自分には到底できない「デキる人」を研究しても仕方ないと思います(その判断をするためにサンプルとして土俵に上げる必要はあると思いますが)。
この考え方も,非常に重要だと思います。
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