本は,つい新しいものばかり買ってしまいがちです。
新しいものをどんどん吸収したいというポジティブな気持ちもあれば,目を通していないと不安になるという気持ちも少しあります。
後者は,大学受験時代に,自分の知らない参考書を友達が持っていると不安になったのと似ています。
読書には,
①冊数が機能する面
②再読が機能する面
があると思います。
①冊数が機能する面
<効能その1ー良書に出逢う>
読む数が少なければ,何が良書かわかりません。
1000冊読んだ人が良書だと勧める一冊と,3冊読んだ人が勧める一冊は,深さが違います。
その意味で,たくさんの本に出逢うことで,良書を見分ける目を養います。
<効能その2ー成功者の共通点を発見する>
同じジャンルの本を何冊も読むと,表現や具体例こそ違えど,同じようなことが書いてあることがあります。
180度違うことが書いてあっても,それは同じ根っこを持つ違う樹でしかありません。
同じようなことが書いてあっても,「なんだ,一緒のことが書いてある。面白くない。」ではありません。
成功している人の共通点が,その「同じようなこと」です。
<効能3ー本質が掴める>
これは以前の記事に書きましたので,良ければご覧ください。
②再読が機能する面
たくさん読むことで出逢うことのできた「マイ良書」は,何度も何度も読み返した方が良いと思います。
折角出逢えた良書を,「あぁ,良い本だったな」では,もったいない。
本は,著者の全人生,全人格の最も良い部分を表現しているものです。
一節一節に,あえてその言葉を選んだ意味,著者の経験,考え,価値観等が含まれています。
その本を,一回読んだだけで理解し尽くすことは困難です。
だから,何度も読む。
読む度に発見を与えてくれます。
自分の状況,悩み,成長に応じて,目が行く箇所が変わっていきます。
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