私の,「仕事をしやすい人かどうか」の一つの判断基準は,
こちらがどれだけ手間を掛けずに済むか
ということです。
仕事をしやすい人は,何も言わなくても,必要な情報や資料を揃えて渡してくれます。
仕事をしやすいと思う人は,文書チェックを受ける時,文書の体裁や語句の使い方がバラバラだったり,誤字があったりということが極めて少ないです。
本来その内容を検討すべきときに,体裁まで直さなければならないのは,負担です。
仕事をしやすい人は,こちらの求めたことに対するアクションが早いです。
要は,仕事をしやすい人というのは,相手の考えやアクションをイメージできていて,かつ,そのイメージが的確な人だと思います。
反対に,仕事をしにくい人というのは,自分だけで完結してしまって,単にそれを引き継いだだけということが少なくありません。
「自分の役目はこれで,終わり。後は宜しくお願いします」という感じです。
作った本人なら分かることでも,それを受け取った人には意味が分からないこともあります。
しかし,なんでもかんでも資料を渡せば良いという話でもありません。なんでもかんでも渡す人も,「これだけ渡せば必要なところは見てくれるだろう」という考えですから,自分だけで完結してしまっています。
自分が楽をするということは,その続きをやる誰かに負担をかけるということです。
出来る人ほど,「手を抜いたでしょ」とは指摘してくれません。
「あぁ,手を抜いているな」と思われるだけです。
短期的な損はありませんが,中長期的な損が大きいのです。
↓ランキングに参加しています。気に入っていただけましたら,クリックしていただけると嬉しいです。