「もっと自由に働きたい」(家入一真さん著)を読んで~コンプレックスをエネルギーに変えると決める~
1 家入一真さんの「もっと自由に働きたい」
この本に,次のような一節があります。
「もし,あなたの中に自分の嫌いな部分やコンプレックスがあるとしたら,それは大きなチャンスだ。大きければ大きいほど,とてつもないエネルギーになる。
人に認められたい。お金がほしい。なんだっていい。自ら受け入れて,それをあえてさらしていく。」
2 「逃れたい欲求」が「逃れるためのエネルギー」になる
凄く分かります。
自分の嫌いな部分やコンプレックスから逃れたいというのは本来的欲求だと思います。
その欲求が,「逃れる」ためのエネルギーになります。
私は,小さい頃から,勉強もできない,運動もできない,人気者なわけでもない,かといってグレるわけでもない。
そういう,何の取り柄も特徴も無い子供でした。
そんな自分が物凄く嫌で,このままなーんとなく生きていく自分に強い恐怖を感じていました。
それで,目標を立てました。
しかし,意思の弱い私は,どうも本気になれない。
なのに,コンプレックスから脱したいという思いだけは人一倍。
そんな中で,色んな転機があって,今があります。
3 コンプレックスは諸刃の刃
コンプレックスは,あればいいというものではありません。
諸刃の刃で,上記のとおりエネルギーになることもあれば,付き合い方次第では,歪んだ解釈や言動を生んでしまいます。
今でも,「あぁ,あの体験があったから,こういう風に捉えてしまうんだな。」と思うことがあります。
今でも,喋っていて自分の顔がこわばっているとはっきり分かるような話題もあります。
誰でも嫌いな部分やコンプレックスはあると思います。
だけど,コンプレックスがある人は,同じようなコンプレックスがある人を癒してあげられるかもしれない。
同時に自分のことも癒してあげられるかもしれない。
人を癒しているようで,実は自分を癒しているのだと感じることがあります。
4 コンプレックスをエネルギーに変えると「決める」
コンプレックスは,他責の念を生みやすい。
「私はこんな嫌な思いをしたから,これができないんだ。」と。
だけど,過去は変えられない。
変えられるのは解釈。
今,コンプレックスと向き合って,自分を成長させるエネルギーに変えると決める。
コンプレックスを,できない理由に使わないと決める。
今,この瞬間に決めたこの差(角度)が,将来大きな差を生むのだと思います。
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