準備がうまい人,段取りがうまい人がいます。
何人かで準備の話合いをしているときに,「何々はどうしますか?」と発言し,「確かにそうだね,気付かなかった」と言われるような人です。
何かを任されても,忘れ物もなく,スムーズに進行でき,「そんなものまで用意していたんだ」と言われるような人です。
要は,トラブルゼロで仕事を進められる人です。
ゼロを目指す仕事は,目立ちません。
トラブルが起きたときに,目立ってはいけないことで,初めて目立ちます。
準備等がうまい人とそうでない人は,何が違うのでしょうか。
私は,それを実際に行っている場面をカラーで描けているかどうか,だと思います。
当日,どういう状況になるだろう。
どういう人がどういうことを言い出すだろう。
どういうものが必要になるだろう。
そういったことをカラーで描けているかどうか。
紙の上で,進行を箇条書きするのでは不十分です。
映画を見るように,その日の情景を,カラーで描くのです。
これは,元々身に付いている能力ではありません。
ある程度場数が必要です。
ただ,場数だけでは足りません。
踏んだ場数の中で,いかに意識して物事を見るか。
これも大切です。
ただ参加するだけでは,何がうまくいって,何がうまくいかなかったか分かりません。
準備がうまい人の価値は,あまり気付かれません。
上記の通り,目立たないからです。
しかし,見ている人は見ています。
10人中9人が気付かない仕事でも,1人は気付いてくれると信じています。
そして,準備がうまい人は,ほかのところでも,きっと気配りができて,信頼されている人です。
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