複数の本を読むことで本質が掴める。
1 自分の考えていたことを見事に表現した文章や,自分の悩んでいたことにビシッと答えてくれている本,一節に出会うことがあります。
ただ,そうなるには,何冊も同じようなテーマを扱った本を読まなければならないと思います。
2 理由
確率論的に,そういう本や一節に出会うには絶対数を増やさねばならないということではありません。
仮に最初に読んだ一冊が,他の本も読んだ結果,最も核心をついた一冊だと分かったとしても,最初に読んだ時点ではそれは分からないからです。
3 複数の本を読む意味
違う著者,異なった立場,アプローチ,表現等から書かれた本を読みます。
これは,色々な角度から光を当てることと似ています。
一方から光を当てても,反対側は影になる。
それで,色んな角度から光を当てることで,ようやく全体が認識できるようになるわけです。
たくさん本を読んで,ようやく,「あぁ,そういうことだったのか」と理解できます。
それまでたくさんの本から得た情報,混沌としていた情報が,ある出来事に出会ったときや,ある一節を読んだ時に綺麗に整理され,霧が晴れるように理解できることがあります。
そうなったとき,振り返ってみて,「この本が一番核心を付いているな」という本がわかるのだと思います。
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