意識と行動で人生は好転する!

弁護士×プロコーチ×セミナー主催者のパラレルワーカー新井玲央奈のブログ。

立場で解決しない。




 人には,様々な場面で上下や強弱というものが存在します。

 

 その上下や強弱には,「形式的なもの」と「実質的なもの」があります。

 

 形式的なものは分かりやすく,上司・部下,年配者・若年者,客・店員,親・子などです。

 「個」ではなく立場に依存します。

 

 反対に,実質的なものというのは,能力など,立場ではなく「個」によって決まるものです。

 

 時折,この「形式的なもの」に依存して横柄な態度を取る人を見かけますが,とても残念な気持ちになります。

 

 例えば,物凄く偉そうなお客さんが居ても,店員さんは逆らえません。

 逆らえば,そのお客さんは,「客に対して何だその態度は!」と言うでしょう。

 

 また,いまだに「上司の言うことは絶対」などと言う人もいます。

 「俺は先輩だぞ」と言って,言うことに従うよう求める人もいます。

  

 しかし,そういった立場に依存した態度というのは,「個」で勝負してしまうと,相手に同じ対応を求めることができないと自白しているようなものではないでしょうか。

  

 本当に人望があり,正しい意見を言えるのであれば,わざわざ上司や年配者という立場を持ち出す必要はないわけです。

 「最近の若いやつは,正しい意見にも反発しやがるんだ」と言うのなら,そういう「若いやつ」をうまく操れる「個」としての能力が不足しているということです。

 

 どなたの本か忘れましたが,「あいつ使えない」と言う人間は,「私にはあの人を使いこなすだけの能力が無い」と言っているのと同じだとありました。これは肝に銘じなければなりません。

 

 少し話は脱線しますが,店員さんに対して横柄な態度をとる人は,もしかしたらその店員さん(あるいはその関係者),またはそのお店に偶々居合わせたお客さんが,その人にとっての過去・現在・未来のお客さんかもしれないという可能性を見落としています。

 人はどこで再会するか分かりません。

 もし自分がお客さんの立場で仕事を頼もうと思った場合,その相手が,昨日自分が働く店で自分に対して偉そうにしたお客さんだったら,どうするでしょうか。

 

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