猫「前回、最後に出した宿題はやってみたかい?」
あなた「うん。本を書くこと以外に、人生の目的を表現するDoingを考えてくるんだったね。色々考えてみたけど、セミナーや講演をやるっていう位しか思いつかなかったよ。」
猫「なるほど。それはどうして思いついたんだい?」
あなた「憧れの著者が、セミナーや講演をされているのをよく見るからね。」
猫「じゃあ、セミナーや講演をやってみたらどうだい?」
あなた「え!?やってみたらって、今までやったことないんだけど。」
猫「やったことないっていう理由でやらないのかい?じゃあ、これから先ずっと、初めてのことはできないね。」
あなた「そんな極端な!」
猫「キミが憧れている著者だって、最初は初めてだったんじゃないかい?」
あなた「た、確かにそうだけど。でも、人なんて集められないし、たいしたことも話せないよ。」
猫「キミは、セミナーや講演は、たくさんの人を集めなきゃいけないものだ、たいしたことを話さないといけないものだ。そう思ってるんだね。」
あなた「当たり前じゃん!」
猫「キミのような発想をする人間は実に多い。『○○でなければ、やってはいけない』という鎖で自分を縛って、身動き取れないようにするのさ。」
あなた「じゃあその鎖を外して行動すれば良いってこと?」
猫「そうしたければね。」
あなた「キミは、僕が仕事を辞めてセミナーや講演で食べていけるとでも思ってるのかい?ちょっと無責任すぎるんじゃない!?」
猫「キミは何を騒いでるんだい?ボクは、今の仕事を辞めろなんて言ったかい?」
あなた「え?…い、言ってないね。でも、今の仕事を辞めずに、どうやってセミナーや講演の仕事をするの?」
猫「どっちもやればいいさ。今の仕事もやって、セミナーや講演もやればいい。」
あなた「どっちも?」
猫「そう。パラレルワーカーさ。」
あなた「ぱられるわーかー?」
猫「副業と言うと、お小遣い稼ぎや、生活費を補うイメージがあるけど、ボクの言っているのは『副』つまりサブの仕事ではなく、複数の仕事をする『複業』だよ。本業とは別に、本業以外の時間を使って、人生の目的を表現する別の仕事を小さく始めるのさ。」
あなた「へぇ!面白い!」
猫「本業の安定があるから、生活のことは心配しなくていい。さっきキミが取り乱したように、『食べていけないかも』というのはとてつもない恐怖だからね。しかも、小さく始めるから、オフィスを借りたり、人を雇ったり、設備を揃えたりしなくてもいい。方針変更や撤退も簡単さ。リスクは限りなく減らせるよ。」
あなた「なんだか、魔法のような方法だね!!すごいよ!!…でも…。」
猫「でも?」
あなた「毎日忙しくて、家に帰ったらヘトヘトだよ。土日に仕事っていうこともあるし、休んだり遊んだりもしたい。『本業以外の時間を使って』って言うけど、どこにそんな時間があるのかなって。」
猫「じゃあ、いつになったら忙しくなくなるんだい?」
あなた「うっ!」
猫「キミは、今までどおり忙しくして、今までどおり好きなことをして、それで残った時間で、パラレルワークをやろうとしてるね。まるで、自分のために好きなだけお金を使って、もし余ったら彼女にプレゼントを買うと言っているみたいだよ。」
あなた「そう言われると確かに…。」
猫「人生の目的に沿って生きるために小さく始めるということは、キミの人生を大きく変える一歩だよ?それなのにキミは、残った時間しか充てないのかい?キミにとってその程度の価値しかないのかい?
今この瞬間から、意識と行動を変えるんだ。働き方を工夫したり、生活を見直したり、できることはあるはずだ。これまでと同じ意識と行動では、これまでの延長線上の未来しか無いよ。」
あなた「そう言われると、見直せる部分はあるかもしれない!」
猫「小さく始めるということは、『緊急じゃないけど重要なこと』だ。『緊急で重要なこと』、「緊急だけど重要じゃないこと』は、絶対になくならない。その中で『緊急じゃないけど重要なこと』をやるんだと意識しなければ、キミは緊急なことに振り回される人生を送るだけだよ。」
あなた「…でも…。」
猫「まだ何かあるのかい?」
あなた「僕は、憧れの著者みたいに、たくさんの人を集めてセミナーや講演をして、たくさんの人に影響を与えたいんだ!小さく始めるなんてつまんないよ。」
猫「キミは天才だ。」
あなた「え?天才?」
猫「あぁ、『やらない理由』を考える天才さ。次から次に、行動しない理由を思いつくからそう言ってるんだ。まぁこれはキミに限ったことじゃない。人間には『現状を維持しようとする本能』が備わっているからね。つまり、できるだけやらずに済まそうとする本能さ。
さっきキミは言ったよね。セミナーや講演なんてやったことない。たいしたことも話せない。おまけに、毎日緊急なことに振り回されているキミのセミナーや講演会に、たくさんの人が来てくれると思うかい?」
あなた「そ、そ、それは…。」
猫「別にボクは、キミが行動しようとしまいと、どっちだっていい。キミが行動しないなら、ボクは違う人間に知恵を授けるだけさ。
『やらない理由』をたくさん並べて、『いつかいつか』と言って人生を終えるのもキミの自由。ただ、『やれる理由』もたくさんあることを知って欲しい。その一つが、『パラレルワーク』さ。要は、『やらない理由』と『やれる理由』、キミがどちらにフォーカスするかの話さ。」
あなた「また弱気になっちゃってごめんね。」
猫「大丈夫。最初は誰でも怖いさ。」
あなた「うん。僕はやるよ!でも、小さく始めるっていうのが、まだイメージが湧かないんだ。ホームページも持ってないし。チラシを撒いたりするのかな?」
猫「またやらない理由を考えてるよ。最初は、親戚でも友達でも声をかければいいじゃないか。参加費も500円でもタダでもいい。日にちを決めれば、キミはきっと一生懸命コンテンツを考えるはずだ。それを繰り返す内に、必ず成長できる。次第に、面識のない人にも参加してもらえるようになるし、参加費も上げていける。最初は、とにかくハードルを下げて、とにかく始めることを考えるんだ。完璧になるまで待っていたら、いつまでたっても始められないよ。」
あなた「なるほど!それだったら、何人かは来てくれるかもしれない。」
猫「その調子だ。今日一番伝えたいことは、『とにかく小さく始めなさい』ということだ。前回話しただろう?人生の目的に沿って生きるには、その時その時でキミが選びうる最高の手段を選んでいけばいいって。」
あなた「うん。」
猫「じゃあ、ぜひ行動に移して、次会った時に聞かせてくれ。」
あなた「分かった!」
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