意識的な選択の積み重ねが、意識的に未来を創る方法~「私らしく」働くこと(一田憲子さん著)を読んで~
▼「私らしく」働くこと
~自分らしく生きる「仕事のカタチ」のつくり方~
(一田憲子さん著)
書店に平積みされているのを2、3度見かけて、
なんとなく気になっていた本。
▼ある日ふと手にとって、
「はじめに」に書かれたこの文章に惹かれて買いました。
仕事とは、自分の能力を使い、働いてお金を得ることだ。
「好きなことを仕事にしたい」と言うけれど、
「好き」が「お金」に変換されなければ、仕事とは呼べない。
この事実を肝に銘じておかなくてはならないと思うのだ。
いくら好きでも、いくら努力しても、
誰かが私のことを、必要と言ってくれなければ働けない…。
その冷酷なジャッジの前で、みんな悶々とする。
けれど、硬くて冷たい壁をなんとか乗り越えて
巨大で、姿が見えず、つかみどころのない社会と自分を
なんとかパイプでつなごうとする。
その回路作りが、自分の「働き方を探す」ということなのだろうと思う。
僕自身、まさにこの「回路作り」を四六時中考えています。
「好き」と「仕事」をつなげるということ。
そこで待ち構える夢と現実。
▼この本には、
蔦屋書店勤務の女性やBEAMS勤務の女性など、
7人の女性の仕事の話が収録されています。
▼どの女性も、
『自分の仕事に誇りを持ち、
きらきらと輝きながら生きている』
という印象を受けます。
そういう方だから、
こうして本に登場できるのか。
それとも、
世の多くの人たちが、
この本に登場するような
きらきらした働き方をしているのか。
それを考えながら読み進めるのも
面白いかもしれません。
▼ここに登場する方は、
幼い頃から憧れていた会社に入った方、
たまたま友人から紹介された仕事に就いた方。
色々いらっしゃいます。
▼「憧れの会社に入れたからうまくいったんだよ。
偶々その仕事がハマったから運がよかったんだよ。
元々好きなことがあったからうまくいったんだよ。
でも自分は違うし。」
そうやって片付けるのは簡単です。
▼ただ、登場する方に共通するのは、
「自分の意志で選択し続けている」
ということ。
それは、
「自分の人生の主導権を自分で握っている」
ということです。
言葉にするとゴツゴツとした強いもののようですが、
それはもっともっと柔らかくてしなやかなもの。
▼その意味で、
ここに登場する方々の働き方は、
誰もができることだけれど、
誰もがやっていることではない。
そういう働き方だと思います。
▼主導権を握れるかどうかは、
フリーなのか会社員なのかとか、
会社の役職がどうなのかとか、
そういう『have』で決まるものではなく、
『be』(その人の在り方)の問題。
▼「選択の対象」は、
大きなものから小さなものまであります。
ただ、意識的な選択の積み重ねが、
意識的に未来を創る方法ではないかと思います。
▼僕が本に求めることの一つは、
「サンプルの提示」。
本を読むことで、
普段接点のない方、
会いたくても会えない方、
発想すらなかった生き方をしている方、
そういうたくさんのサンプルに出会えます。
この本もそうで、
7人の女性の働き方というサンプルに出会えます。
▼自分の頭で考えられる範囲は、知れています。
色んな人の生き方を見て、
「自分には無理!」
「こういう生き方は合わない」
そうやって色々考える内に、
「こういう生き方があったんだ!
自分もそうなりたい!!」
「こういうやり方なら、自分にもできそうだ!」
という発見があります。
▼ファッション雑誌をめくって
好きな服を探すように、
色々な生き方を覗いてみるのも
面白いかもしれません。
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