診察とコーチングは、似ている~自覚症状に、どう対処していますか?~
▼ふと、コーチングと、お医者さんの診察って似てるなぁと思いました。
どこが似ているか?
それは、表面に現れた現象を手掛かりに、本質的な部分を探ろうとするところ。
今日一番お伝えしたいことは、
- 表面に現れている課題・問題・感情は、根っこに何かがあるサイン。
- その表面に現れているものに対して対症療法を試みるのも良いですが、原因療法を試みるのも大切なこと。
▼病院に行くと、
「どうされましたか?」に始まって、
「いつから熱ある?」「お腹の調子は?」「食欲は?」「睡眠時間は?」とか色々聞かれますね。
つまり、表面に現れている症状(例えば、熱、咳、痛み)を手掛かりに、聴診器を当てたり、触診したりもしながら、原因を特定していきます。
その上で、熱を下げる/咳を止めるという対症療法をしつつ、原因を解消する原因療法を行うわけです。
▼僕が行うコーチングもこれに似ています。
▼まずは、表面上の課題/問題/感情が何なのか、質問します。
すると、
「なんか毎日物足りないんですよねー」
「今のままで良いのか漠然と考えちゃうんですよ」
といった「なんとなく」といった課題が出てきます。
場合によっては、
「早起きできない」
「やるべきことを先延ばししてしまう」
という、やや具体的な課題である場合もあります。
これが問診です。
▼ここで、
「なんか物足りない?じゃあ、あなたにとって刺激的なことは何ですか?騒ぐこと?じゃあ、パーティーに出掛けてみてはいかがでしょう!」
「早起きできない?今は1個しか掛けてない?それなら目覚まし時計を3つ掛けみてはいかがでしょう!」
というのは、表面上の課題にしかアプローチしない対症療法です。
▼これでは根本的な解決にはなりません。
コーチングでは、例えば「なんか物足りないという課題」に対して、
・どういう時に物足りないって感じますか?
・どういう時に満ち足りた感じがしますか?
という風に、根っこにある部分を探っていきます。
▼それを続けていくと、ただの風邪だと思って病院に行ったら病気が発見されるように、本人が思ってもみなかった原因が発見されることが少なくありません。
▼コーチの役割は原因究明とは違いますし、見つかった原因に対してアドバイスをするものではありません。
お医者さんが原因究明をして治療できるのは、お医者さんにその知識と能力があるからです。
だけど、クライアントが必要とする答えはクライアントの中にしか無いので、クライアント以外、誰も答えは知りません。
コーチが「これが原因かな」と思ったとしても、最終的にはクライアントにしかその答えはわかりません。
実際行動するのも、クライアント自身にしかできません。
コーチングと診察は、本質を探るという点では共通するのですが、コーチングは、最終的に根っこを見つけ出すのも、解決するのも、クライアント自身です。
コーチは、それを全力でサポートします。
▼パーティーに行って大騒ぎすれば一時的には満たされるかもしれません。
そこでの出会いが人生を変えるかもしれません。
咳止めを飲んでいる内にいつの間にか治る場合があるように、対症療法でうまくいく場合もありますから、正解は一つではありません。
▼ただ、市販薬を飲んでも、栄養と睡眠をとっても微熱が続くように、
「なんか物足りない」
「今のままで良いのか悩む」
という感情や、同じような課題が続いているなら、その根っこの部分をしっかり掘り下げた方が良いと思います。
▼頭痛、腹痛、微熱、肩こり、一見別々の症状が、実は一つの原因によって引き起こされていたということだってあります。
それと同じように、
「なんか物足りない」
「人間関係がうまくいかない」
「恋愛がうまくいかない」
「いつも余裕が無い」
といった一見別々の課題が、実は一つの根っこによって引き起こされていたということだってあります。
▼その根っこを見つける方法は、もちろんコーチングだけじゃありません。
コーチングでも、誰のコーチングを受けるかによっても変わるでしょう。
ぜひ、あなたに合ったやり方で、表面に現れた自覚症状を手掛かりに、根っこを探してみてください。
▼まとめ。
- 表面に現れている課題・問題・感情は、根っこに何かがあるサイン。
- その表面に現れているものに対して対症療法を試みるのも良いですが、原因療法を試みるのも大切なこと。
あなたの人生をもっと輝かせるために、コーチングがひとつの選択肢に入れば嬉しいです。
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